Chapter.0 - その他 お願いだからdefinitionに突っ込んで
はい、今回はdefinitionについて書こうと思います。
これを書こうと思った理由は、練習とか大会で、「OGのダメなdefinition」が放置
されるケースが結構多かったからです。
これだと特にOppは超絶勿体無いので、これを読んで、相手の間違ったdefinitionを潰しに行ければ取り敢えずOGを震え上がらせることができるので、ぜひ練習してみて!
(1)definitionとは?
(2)相手のdefinitionがしくってるのを潰しに行く方法は?
(1)definitionとは?
definitionとは、直訳すれば定義なんですが、debateにおいては「政策のやり方を具体的に現したもの」になります。
基本的には、5W1Hが適応します。これを結構忘れがちなので、覚えておいてください。
when = いつからやるの?いつまでやるの?
where = どこの国でやるの?
who = 誰がやるの?誰を対象にしているの?全員?
what = そもそも何をするの?
why = まぁこれはargumentになっちゃうので、上4つで行きましょう。
一個のMotionを例に取ります。
THW leagalize all drugsにしましょう。
Whenに関しては、これは凝る必要ありませんね。素直に今からと言いましょう。
Whereに関しては、全世界なのか先進国なのかで大分debateが変わってきます。
ある程度発展した国を対象としたいなら、liberal democracy、あるいは1st world nationときちんと言いましょう。発展途上国では国のsupportが雑魚いのに加え貧困層が多いので、poorに絡むモーションでは特にdebateが変わります。
逆に、発展途上国含めて全ての国でbenefitをもたらしたいならwe would have this policy everywhereと明記しましょう。
またdrugに関しては、国の中でも対象が変わります。例えばコカインをどこでも好きに買ってよくて、なんならamazonで手に入るくらいにするのか、それともオランダのコーヒーショップのように売買できる場所を限定して、きちんと販売量や説明の場所を確保するのかは考えた方が良いでしょう。
大麻が合法的に吸える「コーヒーショップ」が次々に閉店している理由、そして浮かび上がる問題点とは - GIGAZINE
Whoに関しては、主体と客体が別れます。
主体は、自分がstateなのか、それ以外なのかをきちんと分けましょう。
今回はstateが主体で明らかなので良いと思いますが、Motionによっては大分ディベートが変わります。
例として、
THBT social Media websites (e.g. Facebook, Instagram) should not remove content which it deems to be against its site policy(debateのすすめ 2016 R2)
では、主体を政府とすれば企業活動・企業の権利(corporate right)を禁止する方向に話が進みますが、主体を企業にすれば自粛の方向に話が進みます。debateが変わるので気をつけましょう。
また客体は基本的には全員ですが、このモーションであれば子供は外した方が良いでしょう。適当に全員とか言ってると「クレカすら作らせないのにコカイン吸わせるの!?」って突っ込まれてだるいので、we are only allowing this to people over age of concentと明記しましょう。
他に考えることはex-criminalはダメとか、pregnantはダメとか、まぁそれくらいかと。
あとは、whatの部分ですね。まぁこのモーションなら"literally, all drugs. from mariphana to coccaine, MDMA, etc. People can have whatever they want"って言えばいいかと。
(2)相手のdefinitionがしくってるのを潰しに行く方法は?
上に書いたWが、definitionの基本です。
しかし、モーションによっては、そもそもこれ何?って言いづらいものが一杯あります。それでもOG、あるいはGovはそれをdefineする義務を負うので、大変な時があります。
逆に言えば、Oppでプレパ中に「そもそも、この単語ってどういう意味・・・?」ってなったらチャンスです。Govも分かってない可能性があるからです。
基本的にはdefinitionは「そのMotionが具体的に何をするか」ってのをいう場所なので、その行動に基づいて、
これをする(definition)→こういうmechanismでこういう結果に至る(A.P.)→benefit/harm(impact)!
って流れが出来上がります。つまり、一番最初のdefinitionがちゃんとしてない時は、A.Pが喋れないってことです。
仮に喋ってもジャッジからすれば「いやdefinitionもモデルも分からないのに、A.Pのmechanismとか言われても・・・」って感じになります。
一番都合がいいのはdefinitionを潰して、そのままOGが死ぬことです。絶対に4位を取らないからね^^
それをPOIで潰しに行きましょう。
では、一個例をあげましょう。
THW prosecute communities for complicity in honour killings(WUDC 2010 R6)
このモーションはパキスタンやアフガニスタンなどの名誉殺人が問題となっている国を対象にしたモーションです。このモーションだと、prosecuteもcomplicityもhonour killingsも、一応知っていればそのまま言えます。
しかし、このcommunitiesってのはなんでしょう?家族?近隣の家まで?村全体?それとも区?市?これはcommunityって概念を使わない日本人からすると面倒臭いwordです。
しかし、これをきちんとdefineしないとdebateは進みません。逆にOGがこれを誤魔化して進めた場合、OOとCOはチャンスです。OGが何を言っても「そもそもpunishの対象のcommunityが何かも言わないのに、結局誰をpunishするのか分からなくないですか?なんとなく周りの雰囲気が〜強制的で〜とか言ってるけど、その人たち全員punishするんですか?OGそれ言ってないですよね?OGがmechanismで話している人って、communityの人なんですか?」
ってまでゴリゴリに言うと、ジャッジも超絶OGの話を取りづらくなります。
そのあとで、自分の都合の良いようにcommunityをdefineして、debateを進めましょう。
あとはもう1つの例として、
THBT sex education in schools should prioritize good sex over safe sex(The 関西 2015 R2)
とかで、OGだとします。safe sexは分かりやすいですね。しかし、good sexはどうでしょうか?結構ちゃんとdefineするのは面倒な単語です。goodという単語の意味は状況や主体によって変わるからです。
しかしこれをやらないと、OOに「結局good sexって何ですか?」って聞かれて、詰みます。ちゃんと準備しましょう。
ここに書いたようにありますが、OOとCOの戦略として、「自分たちもdefinitionをきちんと考える」ってのを意識しましょう。
特に一番失敗しやすいのは、特定のvagueな単語を説明しないケースが一番多いです。
どうせ自分たちのケースを作るために単語のwording分析は必要なので、頭の中でdefinitionは持っておいて、相手がしくっている/単語をdefineしないが起きたら、意気揚々とPOI立って「お前の仕事はmotionをdefineすることなんだけど、朝のbriefingのrole fulfillmentの話聞いてなかったの?」ってこき下ろしましょう。
んで、OOで都合の良いようにdefineしちゃいましょう。なんなら"OG forgot their job, so we will define it for them"まで言えれば煽り点満点です。
他のところでもおすすめ動画としてあげたことがありますが、以下でwill jonesが述べているように、" Definition never wins debate. They can loose you debate"とあります。
denitionがきちんと出来たからと言って、それでdebateに勝つことはないです。結局argumentを立てんといけんからです。しかしサボるとそれを基盤としてA.Pが話せなかったりするので、それが原因で負けかねないのです。OGに入ってもOOに入っても、definitionはきちんと考えようね!
Will Jones on first Proposition part 1 - YouTube
そんな感じかな。
みんなが秋ティーでOGのdefinitionをボコボコにするのを楽しみにしてるわ。
じゃあの。