夏セミンゴ2018

「このグループに関して」 元は夏セミ2016の中級クラスの部屋です。 ここはディベートに関する資料を適当に貼っていくところです。 ここに書いてあるものは誰でも編集できるので、好きにコピペするなりして使ってください。また、誰でもまだ入ってない人を招待できるので、自大とかで資料見たいって人がいたら好きに招待してあげてください。使えそうだと思ったら、後輩にばらまいてもらっても大丈夫です。 何か質問とか要望があれば、コメントしてちょ。何でも答えるよ!多分!

Chapter.9 Education - ケース例 "TH supports communal child rearing."

 

もうなんかただの好きな曲を公開するブログみたいになってるけど、

ジブリの「耳をすませば」って映画あるじゃないですか。ジブリ映画の中で多分一番好きなんですけど、その中でカントリーロードっていう有名な曲が使われてるんですよね。

普通の曲はウェストバージニアを舞台にした歌なんですけど、それとは別に月島雫役の人が英語で歌ったカントリーロードがあって、歌詞がばり好きなんで、よかったら聞いてみてください。

 

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=TjqRLIS5-ro

 

R1:TH supports communal child rearing.

これ、OG大変やなぁ、、、笑
まぁモデル頑張って。

 

基本的にはsupport/oppose motionなので、modelを作るというよりは「こういうcommunal rearingをsupportします」って言い方になります。ただ、supportするcommunal rearingは結構具体的に描かないといけないので、modelを作ると同じくらい時間がかかるでしょう。

 

んで、基本はchild rearingなので、child educationはどうあるべきか?っていうprincipleチックな話が1つと、現状の親と学校を複合した教育とcommunal child rearingのどちらがよいか?って話になるでしょう。

 

で、このモーションがどっから来たかというと、おそらくイスラエルキブツがモデルなのでは?と思います。
基本的にキブツというのは特定の理念に基づいて(かなり共産主義寄り)設立された、共同生活帯のことです。
まぁ書くより下のリンクを見てもらうほうが早いと思います。

Kibbutz communal child rearing and collective education - Wikipedia

 

共同保育の可能性(^υ^)/part6~共同保育事例:“キブツ”の事例補足-感謝の心を育むには

 

共同保育の可能性(^υ^)/part4~共同保育事例:イスラエルの生産共同体キブツの「子どもの家」-感謝の心を育むには

 

やっぱこういうニッチなのを調べてると、英語ソースの重要性を知りますよね、、、

英語のが全然情報ある、、

 

まぁようは、みんな親元から離れて、同じ空間で暮らして、農業や工業を行って暮らそうよ!っていうのがベースになります。キブツには当然学校もありますが、その理念からエリーティズムをかなり嫌います。
いわゆるアンチ資本主義的な思想に基づいたものですね。見てる感じ、給料がベースの生活ではなく、食事とか居住は無料のシステムだそうですので。

で、このディベートで大きくclushとなるのはおそらく1つでしょう。その次にまぁもいっこ起こりうりそうなclushがあります。

(1)共同体と家族、どちらのほうが子供がよりよく育つのか?
(2)parental rightは剥奪して良いの?

短く終わるので、先に(2)から。
おそらくこのモーションやると、多くの部屋でOppから「Parental rightは大事だ!頑張って産んだんだよ!」って言われてそうなのですが、ぶっちゃけるとparental rightが「親にとって大事かどうか」「親が頑張ったかどうか」はあまり重要ではありません。
親権はあくまで「子供をきちんと育てるために与えられたもの」なので、親がparental rightを持つかどうかは「子供の教育にとって良いかどうか?」がcriteriaになります。

parental rightのモーションをやるときによく出てくるexample(虐待やネグレクト)がparental rightの範囲に含まれない理由も、「親がどんだけ子供のことを思っていても、それは明らかに子供の成長を阻害する」から、つまり、許されている権利は子供を中心にして考えられているのです。

なので、Oppのラインは「家庭で育てたほうが子供に良いから、parental rightは親に与えられるべきだ」っていうほうが良いでしょう。
で、Govも「communityで育てたほうが良いから、子供の教育を鑑みてparental rightは剥奪すべきだ。rightはコミュニティーに与えられるべきだ」っていうラインになるかと。

すると、結局praが大きなclushになります。(home schooling等、parental rightのmotionは大体そうな気がしますが)
では、それぞれで見ていきましょう。

 

Conventional educationでは、親と学校が子供の教育を行います。
親はある程度は子どもの教育を好きに選ぶことができますが、それは親の所得に多分に影響されます。
どの学校に通うか、習い事、どの宗教を用いて教育するか、等々があります。
親の教育の良いところは、やはりそのカスタマイズ性にあるでしょう。子どもの能力や興味に応じて、適した学校を選べるし、習い事も決められます。
頭の良い子なら頭の良い学校、スポーツや音楽に打ち込みたいのならそれに適した学校に向かえます。

逆に悪いところは、子どもの教育に親が悪い影響を与えうることです。
例として、親が貧困の家庭であれば私立には行けませんし、習い事の幅も相当狭くなります。万が一親がクソな場合、ネグレクトや虐待が発生するかもしれません。政府はどうしても全ての家庭を監視できるほどキャパはないので、問題を法律で全て防ぐのは難しいでしょう。
また、これはよくディベートで起きる「格差問題」にも繋がります。裕福な家庭の子供は素晴らしい健康状態で、かつ良い環境で成長するのに対し、貧困の子供はそれらがほぼ得られません。
黒人が多い地域で、学校も貧困層の黒人が多いとなると、みんなあんまし勉強せずにそのあとギャングに入ってあっちゃー、、、ってなるのはわりかし想像できます。

って感じですかね。


それに対してcommunal educationです。これはおそらくあまり身近ではないと思いますが、頑張って想像力を働かせましょう。

これの良いところは、かなり子供が平等に育つというところです。かつ、教育上やばい状態が生まれにくいというところでしょう。(risk hedgeですね。)
全員が同じ教育を受けて、みんなが同じ飯を食べる。学校の給食みたいなのをイメージすれば、あーいうのは栄養ガイドライン的なものに基づいて作られているので、ある程度の栄養バランスは確保できてます。健康が保たれます。
また、多くの人間(保母さん的な人?)が共同で育児を行うので、ネグレクトや虐待の問題は比較的起きづらいと思います。
閉じられた家庭と違って周りに人がいっぱいいるので、問題が発覚しやすいですからね。
また、学業や試験によってクラスが決まるとかもないので、いろんな人種、所得の家庭の子供が集まることになります。これによって、変に人種を意識したり、同じタイプの人たちが固まることが無くなるのは良いことですよね。

またこれはGovのモデルにもよるかもしれませんが、発想からすると全員がどれかの部活に所属するというよりは、みんなが交代で部活に所属する形態になるのかなと。
例として、サッカー半年部活みたいにやったら、次は吹奏楽部を半年やるとか。まぁ平等意識ですね。

逆に悪い点は、平等を重視することで個々人の要求は通りづらくなるかもしれません。
誰かが音楽学校に行って8時間ピアノの練習がしたい、私はプロになりたいと思ってもそれは叶いません(大人になるまで待たないと行けない)。また、優秀な子供が全く違うプログラムでより進んだ勉強をすることも許されません。
まぁ日本の受験がない公立中学校を思い浮かべるとわかりやすいのかなぁと。平等の代わりに個性を若干軽視するって感じですね。

またGovが言えそうなのは、ジェンダー意識はかなり改善できるのかなと。
っていうのは政府がどんだけ頑張って「男女平等!」って叫んでも専業主婦は専業主夫より多いんですよね。直せるのは政府が関与できるところまで(学校とか)なんですよ。private spaceは直せません。
それに対してキブツはあくまでpublic communityなので、男女平等に教育の仕事を割り振れば子供は「男女構わず育児をやるし、先生もやるし、食事の準備もする」って思えば進んだジェンダー感を持てますよね。

あともいっこは、女性がバリバリに働くことができます。
ってのは、今だと各家庭のお母さんが子供複数人に食事を用意することになりますが、キブツだと5~6人で100の子どものご飯作る!とかできます。これまた給食室を思い浮かべると良いかと。
まぁようはscale meritじゃないですけど、子供を集団で集めることで、少ない人数で保育ができるんですね。
すると、今まで主婦をやっていたお母さんは手が空いて暇になるので、働きに出かけることができます。
そもそも専業主夫、専業主婦なんて概念が無くなるので、みんな働く社会ができます。経済生産性アップ!男女平等!まぁ素晴らしいと。

 

まぁとりあえずはこんな感じで。

じゃあの。