夏セミンゴ2018

「このグループに関して」 元は夏セミ2016の中級クラスの部屋です。 ここはディベートに関する資料を適当に貼っていくところです。 ここに書いてあるものは誰でも編集できるので、好きにコピペするなりして使ってください。また、誰でもまだ入ってない人を招待できるので、自大とかで資料見たいって人がいたら好きに招待してあげてください。使えそうだと思ったら、後輩にばらまいてもらっても大丈夫です。 何か質問とか要望があれば、コメントしてちょ。何でも答えるよ!多分!

Chapter.10 Culture - ケース例 "THBT commercialization of international sporting events (e.g. Olympic games) does more harm than good"

まぁせいぜい持ってあと3記事くらいだろうな~。

 

THBT commercialization of international sporting events (e.g. Olympic games) does more harm than good.(EverGreen Cup 2022 R2)

 

上記のモーション解説には先駆者がいます。是非読んでみてください。

THR commercialization of X.(Gov) - わたしじゃない

 

この過去のstatsとかで、勝率分かるのがほんと面白いですよね。上のモーションで言えばOGの一位率が0%だったので、皆さんきっとブレイクアナウンスメントを待つ間に「おい誰も一位取れねぇじゃねかよはぁ~~!?」と罵詈雑言を巻き散らかしていたことでしょう。

 

んで、下を読む前に、以下の2つの記事を読んでおくと、大分理解が早いと思います。

 

オリンピックの舞台裏 知られざる莫大なマネー 『オリンピックと商業主義』著者:小川勝氏インタビュー WEDGE Infinity(ウェッジ)

 

オリンピックはなぜ「商業主義化」したのか 元JOC参事が説くその意義(ニッポン放送) - Yahoo!ニュース

 

んで、commercialization motionを考えると、Oppは確かに言いやすいです。

「みんなにお金が回る!」というのはシンプルで分かりやすいからです。

 

上記のブログは、商業主義のメリットをできる限り打ち消した上で、その他のハームを出して勝つのがある程度現実的なラインかと記載しています。

今回はちょっと視点を変えて、

1. Commercializationとは何か?

2. International sporting eventsのuniqueness

という点からGovの勝ち筋を探ってみたいと思います。

まぁOppのがやりやすいとは変わらず思いますが。

 

順番付けたくせに、重要ではありますが簡単なので、2から話したいと思います。

上のモーションをやると、多くの場合Oppで「スポーツにスポンサーがついて、放送権の売却収入もあって、チームや選手にお金が回る!素晴らしい!」と言うと思います。一部は正しいですが、気を付けないといけないのは、commercialization of "International sporting events"であって、commercialization of "sports"ではないところです。

 

何が言いたいかというと、例としてGovのサイドで「Commercialismの問題はDomesticでは大したことないので、Domesticでスポンサーや放映権売却収入があることはこっちもOKです。選手が所属する国内チームにスポンサーがついて、そのお金で練習したり、国内/国際大会に参加できます。なんでinternational sporting eventsで必要なの?」なんていうスタンスも取れるからです。気を付けないと、Oppのbenefitの多くが消し飛ぶ可能性があります。

 

1. Commercializationとは何か?

 

上に書いたように、多くのラウンドでは(主にOppから)スポンサーシップや放送権の売却収益で得たお金で大会が運営できるし、そのお金が各国の選手やチームに行く!素晴らしい!とargumentが出ると思います。しかしここで考えたいのは、それは本当にcommercialismなのか?それはただのmoney circulationの1つであり、pursuit of profitの一環なのではないか?ということです。

 

ここで、commercialismの意味を調べてみましょう。

commercialism noun - Definition, pictures, pronunciation and usage notes | Oxford Advanced Learner's Dictionary at OxfordLearnersDictionaries.com

 

https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/commercialism

 

商業主義 - Wikipedia

 

(自分たちが商業主義の元祖なのに、大分辛口ですね!)

oxford dictionaryやcambridge dictionaryに基づくと、commercialismはただのprofit seekingではなく、それを他の価値より優先すること、それを第一目標として他の価値をそれ以降の目標に置くこととなっています。

 

すると、モーションの読み方は「international sporting eventsにおいて、利益が最重要視されることはmore harm than goodである」と読めます。これだと、大分Govのburdenが下がったと思いませんか?

Oppのburdenは、profit seeking does more good than harmではなく、Putting profit seeking in "top priority" does more good than harmになります。

 

実際に、モーションをフェラなものという前提で考えるなら、これが妥当な線かと思います。Govが「profit seeking in general does more harm than good」というburdenを背負うのはぶっちゃけ不可能です。収益を目的としない集金方法は思いつく限り

a.寄付(donation)

b.政府の援助(state subsidy)

しかなく、それではオリンピックやワールドカップは開催自体できません。チケット販売にすら反対するのは非現実的です。

多少金儲けはしてもいいけど、それが第一目標ってのは違くない?ってのがGovの妥当な線かと。

 

実際歴史的に見ても、過去から今までオリンピックは多様な集金方法で成り立ってきました。寄付、政府の援助、チケット販売、広告収入、グッズ販売代金、ライセンシングなどなど。その比率が変わってきただけです。

 

この考え方は、他のモーションにも適用できるかと思います。例として

TH regrets the mass commercialization of football(JBP 2021)

 

これはwordingとしてmassが入っていること、またコンテクストとかも踏まえると、Govの問題はprofit seeking in generalというより、「金儲けはいいけど、Top player年俸が100億円を超えるってのは、流石におかしくないか?そこまでみんながお金儲ける必要ある?」っていうことでしょう。

 

ただ、現実的にはcommercialismはただのprofit seekingだという解釈もあります。実際に多くの記事では、商業主義の辞書的な意味よりは、ただのビジネス化を指していることがほとんどなので、そういう解釈が生まれてしまうのも致し方ないかなと思います。

 

んで、変にdefinitionで揉めたくない人は、やり方として「profit seeking自体にはopposeしないんだけど、近年のコンテクストを踏まえるとcommercialismはただのprofit seekingではなく、profit firstとなり、それがあまりに優先されすぎている。それはsports自体に悪影響をもたらしており、それは間違っていると思うので、motion supportします」的に持って行っても良いかと思います。

commercialismの意味合いを、コンテクストとmotion spiritで決める方法ですね。

まぁfactを踏まえても間違っていないので、これでよいでしょう。

 

んで、上記を踏まえたうえで、それぞれのargumentを考えていきます。まずはGovから。

 

Gov.

1. What is the value of international sporting events

2. How commercialism undermines/deteriorates/damages/degrades/ the value of international sporting events(好きな単語選んでください。)

 

先に書いておきますが、praガン押しでは勝てないと思います。ハームがいわゆる「人死ぬ奴」じゃないからです。ちゃんとprincipleを立てた上で、それに反するpracticalなharmがあるから良くないって路線の方が勝ちやすいかと。

 

1.What is the value of international sporting events

 

これは憲章が策定されていて、目的がはっきりしているOlympicと、その意味合いが異なるもの(ワールドカップなど)だと立て方が異なるので、個人的にはmotionの対象がOlympicだけの方が面白いかなと思ったのですが、まぁいいでしょう。以下のリンク複数を読むと分かるんですが、オリンピックは最も商業主義が進んでいない国際スポーツ大会です。

 

国際スポーツ大会の目的はいくつかあると思いますが、例を挙げると

a.世界最強の選手/チームを決定し、優勝者含め参加者に名誉をもたらすイベント

b.選手やチームが努力してきたことを、最大限に発揮するイベント

c.スポーツの魅力を表現し、そのスポーツのすばらしさを広めること

等がまぁ挙げられるんじゃないかと思います。

 

スポーツには選手/チームの他にも観客やスポンサー、大会の運営者、開催国の職員、設備設営者等いろんな人が関わりますが、基本的にはスポーツそのもの、そして選手/チームのために一番の配慮がおかれるべきでしょう。選手たちのこれまでの練習の努力や戦術、チームワークを最大限発揮してもらうために、大会を運営し、できる限り最高の環境を整えるべきと言えます。

まぁようは、top priorityはsports itselfと、sports player/teamsであるべきと言いましょう。

 

2. How commercialism undermines/deteriorates/damages/degrades/ the value of international sporting events

 

このポイントの中で、what is commercialismというのを先に喋ってもいいですし、ポイント別建てでwhat is commercialismを作ってもいいかもしれません。今回は中にいれます。

Logicとしては、comercialismは(by its definition) profit seekingをtop priorityに置くので、競技者のinterestとTelevision company/sponserのinterestにconflictがあるとき、後者のinterestをprioritizeします。その際に、競技者は不利益を被ります。

 

具体的にはどのようなharmでしょうか?

以下の例が挙げられます。

1.夏に開催されるため、国によっては温度や湿度が異常に高く、選手が最大限のパフォーマンスを発揮できない。体調を崩して辞退する可能性も高まる。

これは日本だと最も分かりやすいですね。陸上は札幌になりましたが。

 

2.もっとも視聴率が取れるコンテンツをアメリカのゴールデンタイムに持ってくるため、選手が最大限パフォーマンスを発揮できない。例として、水泳や陸上の決勝が開催国の午前中に放送され、選手がよりパフォーマンスを発揮しやすい午後に予選が行われる。

 

「あえて真夏開催」の東京オリンピック、日程変更ムリな理由が判明(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)

 

3.試合後の選手のインタビューが長期化し、選手が答えたくはないが視聴率が取れる個人的な質問が増える可能性がある(ゴシップ記事の質問的なものです)。

多くの選手によって負担だが、それが視聴率を取れる限り続く。分かりやすい例は大阪なおみ選手でしょう。実際に、重要な試合で負けた後に、30分以内にインタビュー対応をしないといけないのは、明らかに視聴率を優先して、選手のemotional securityを軽視しています。

 

大坂なおみ選手の会見ボイコットは、改革をもたらすのか - BBCニュース

 

また、オリンピックの話ですが前提知識として、基本的にIOCアメリカのNBCから支払われる放映権料(Fee for broadcasting rights)に大きく依存しています。収入の1/3以上はNBCからになります。

NBCとしては、一番他のスポーツのイベントがなく、一番視聴率が取れるのが夏になるので、NBCとしてはオリンピックが夏から変更されるのは大反対でしょう。例として、秋に移ってしまうと国内のアメフトなどのハイシーズン放送と被ってしまうからです。

 

【fact】IOCの収入と分配の実績 | 放映権事情を妄想しながらスポーツ中継を楽しむ

 

多分こんな感じですかね。まぁ他にももっとハームの例はあるかもしれませんが、ざっと調べた限りこんな感じかと。

 

んで、ここまでは多少リサーチしたチームなら出るかと思いますが、おそらくより勝つために重要なのはOppのPointをどう削るかですよね。

やり方としては2つあると思います。一つは、Oppの立てたPoint(good of commercialism)に対して、Govから「自分たちはsports and players in top priorityが守られている限りでは、profit seekingにOpposeしない。なぜcommercialismがgoodなのか」ってDPMの反論から入っていく形、もう一つは、3つ目のポイントを立てることです。

3.why profit seeking in our side is enough to sustain the events, provide money to minor sports/developing countries

的な感じで。勝つというよりは、Oppの話を削るポイントですね。 

 

まず、Gov sideで上のハームを解消した場合に、減るお金を考えます。

まずは選手を優先して視聴率を犠牲にするので、放映権売却益が減ります。

例として、秋開催にすれば、アメリカではフットボールなどのシーズンと被り、視聴者数が下がってしまうので、NBCからの支払額は減るでしょう。

また、スポンサーフィーも、視聴率に連動すると想定されるので(どれだけブランドが人々の目に触れるかで変わるので)、これも下がるでしょう。

等々、芋づる式に落ちていくと思います。

唯一あるオルタナとしては、日本でマラソンを札幌に変えたみたいに、そもそも開催国のbid時点で「選手が安全に協議を行える環境を保証すること」とかを条件にすれば、夏開催でも行けるでしょう。ただ、現在立候補国が減っているので、feasibilityは怪しいですが、、、

 

んで、お金を増やす方法を考えましょう。

対象となるのは、上に書いた

1.寄付

2.政府からの援助

3.基金設営

です。

 

正直1.は今より増やせるLogicが思いつきません。思いついたら教えてください。ここに書かせてください。

2.は、案外行けるのではないかと思います。一例としては、開催国は相当額の税金を出しています。また、各国でもオリンピック選手育成のためにトレーニング・合宿経費や設備の費用等は出していると思います。今回東京オリンピックでも騒がれましたが、結構使われています。叩かれました、、笑

これ以外には、例として参加国から追加で「オリンピック参加料」の名目で援助をもらうことでしょうか。

logicとして、参加のために多少のお金が必要となれば、払ってくれるのではないかと思います。また、対外的に使われるお金に関しては、結構国民の関心が薄いので、出しやすいところもあると思います。例としては、発展途上国支援のためのForeign aid(日本で言うODA)などは相当額になっていますが、実際に国民から何かを言われることはほとんどありません。日本では予算が1000億円を超えますが、自生活に直接的な影響がないからです。

Govの世界でIOCのバッハ会長が「オリンピック参加料30億円とか出して!テロ対策とか警備に使うの!あとスポーツの発展に使って、競技種目を増やしたいの!お願いお願いお願い!」とお願いベースで土下座すれば、まぁ先進国は出してくれるでしょう。発展途上国に関しては、支払額をGDP比とかにして、一定のGDP以下の国は免除とかでいんでないかと。

 

3.は結構説明が大変ですが、立てれば案外行けるのではないかと思います。

ようは、IOCがお金をプールして、アメリカの投資信託などを購入して、継続的にお金を儲ける仕組みです。イメージとしては、ノルウェー基金や日本の年金基金(GPIF)などです。元手をどうするのとかありますが、これはロジック適当に詰めればいける気がします。

 

んで、大事なのはなくなったお金をどうにか補填するだけでなく、使う側、ようは経費を減らす側です。これは相当言えると思います。

 

下のGLOBISの記事にもありますが、オリンピックでリサーチすると、1984年のロサンゼルスオリンピックがよく取り上げられます。商業主義の導入によってはじめて黒字で終わり成功したという話がよくありますが、実際には商業主義を推し進めただけで商業主義自体は以前からあったこと、また経費削減が重要な点だったと理解した方が良いです。(そもそも話はprofit seekingなので、商業主義を使うのは若干誤訳ではと思わなくもないです。日本語で言えばビジネス化、くらいが正しい気がします。)

 

んで、大会の経費は毎年毎年上がってきます。

理由はあまり合理的でないものがいくつかあります。

一番の理由は、開催国の見栄でしょう。前回の大会よりも、オープニングセレモニーを派手にしたい。著名人を呼んでスピーチさせて、ドローンでお洒落な演出して、競技場もあるけど古いし見栄えしないから、新しいもの作っちゃおう!雇用も生まれるし!あと選手村にもお金かけようかな!とか。

これは特に発展途上国では国家の威信を示したいとか、国内でも建造物等によってオリンピックを開催した意義を強めたいとか、そんな感じでしょう。

 

あとは、初開催・または遠い昔に開催したので、知見がなく、予算をちゃんと見積もれていないというのがあります。

 

んで、Govの世界(Commercialismの概念がなくなった場合?)では、commercialismをやめることによって、よりeconomicalな、つまり安いolympicが開催されるinventiveが生まれると頑張って言いましょう。

これは結構大事で、いくら上のLogicで「放映権料がなくなっても、頑張って補填します!」と言っても、おそらく金はOppには勝てません。放映権料やスポンサーフィーは、開催国へ補助として使われていたので、IOC→開催国のオリンピック委員会への補助は減ります。

 

オリンピックと税金 | 一般社団法人 東京法人会連合会

 

これを踏まえると、それを補填するためにその国・州の税金を使うか、予算自体を減らすことでしょう。もらえる額が減るなら、それに見合ったものを作るというのは至極まっとうなinventiveだと思うので、競技場は多少見栄えが悪くても、機能が最低限保たれるものを設立する、ロサンゼルスオリンピックでやったように選手村は大学の寮を使いまわしたり、最低限のものにする(日本が東京オリンピックでやったみたいに)などなど、経費はいくらでも下げれるでしょう。

実際に2021年のロンドンオリンピックや2020年の東京オリンピックは、コンパクトでスマートなオリンピックやります、経費かけません!といって立候補しました(実際どうかは置いといて)

(これ、Oppから「援助額減るから、発展途上国が開催の立候補できなくね?設備とかないとこ多いから建てなきゃいけないし、、、」とか言われそうですね。まぁそのハームがどれくらい大事なんだって話ですが。)

 

https://gakkokyoiku.gakken.co.jp/wp-content/uploads/2020/05/tj8.pdf

 

まぁこれらによって、多少お金の周りが減っても、頑張れば大会はこれまで通りに開催されるし、選手は大事に扱ってもらえるし、いんでね?って感じかと。

 

オリンピックの存在意義とは -スポーツにおけるあるべき姿や理念の変化 | GLOBIS 知見録

 

なぜオリンピック招致から撤退する都市が相次いでいるのか - BBCニュース

 

Opp.

1. What is the value of international sporting events

2. How commercialism ””rather" promotes/enhances/empowers the value of 

international sporting events(好きな単語選んでください。)

 

1.は多分OGが話しますが、Oppは上のような路線であれば、反対する余地はないでしょう。ただ、Oppから言える重要なideaは"sustainability"でしょう。

ようは、それらのvalueがmaintainされるためには、大会が継続的に、可能な限り長く必要があり、そのためにはできる限り収益をあげること、その収益が大会などのbudgetにallocateされることは重要だと言いましょう。profit seekingをTop priorityに置くことが、むしろvalueをenhanceすると言い切った方が強いOppになると思います。

Govのdefinitionによりますが、下手に「Profit seekingはgood thing」って言っちゃうと、commercialismじゃなくね?って言われてrelevancyを疑われるので。

 

んで、まぁここは大して書くことないですが、オリンピックの例とかを使いながら、

大会運営や競技の拡大等に使われて、goodですって書きましょう。

ただ、よくある参加した選手/チームにお金が回る!っていうのはちょっと気を付けた方がいいでしょう。

理由として、アメリカや日本の先進国の選手/チームであれば、オリンピックに出るようなレベルの選手であれば国内のスポンサーが付いているでしょうし、大会に参加するだけなら十分お金を工面できると思います。どちらかというと、マイナースポーツでスポンサーが付きにくかったり、発展途上国で国の支援が少ないようなところをillustした方がbenefitがclearになると思います。

実際には発展途上国への援助だったり、オリンピックで言えばマイナー競技への普及にも役立つので、スポーツの発展につながり、より多くの競技が大会に参加でき、より多くの国の人々が参加できるのは国際スポーツ大会の目的にも十分資するのでは?的な感じでしょう。

東京オリンピックでボロクソに叩かれたバッハ会長のせいでIOCはすこぶるイメージが悪いですが、得た収益の9割以上は大会の運営や各国のオリンピック委員会などに分配され、大会へのaccesibilityを担保することや、発展途上国のスポーツの地位向上にも役立っています。

 

五輪の懐を潤し、物語を紡ぐTVとIOCの蜜月関係 利益はスポーツ途上国にも:朝日新聞GLOBE+

 

スペシャル IOC、競技を翻弄 分配金巡り各団体が規則変更: 日本経済新聞

 

んで、Govが「profit seekingをtop priorityに置かなくても、そのgoodはachieveできる!」とか言い出しても、それをtop priorityにおいている今、莫大な利益が生まれて、スポーツの発展に役立つならよくない?って言い返せばいいかと。

(オリンピックに関しては、もともとの理念から、競技場内に広告はおけないので、commercialismかというのは微妙な点もありますが、、)

Govのいうようにtop priorityに置かない世界では、NBCが払う莫大な放映権料がガクッと下がったら、それを十分に補填するのは不可能なわけで。

 

んで、Govのハームは全部は削り切れないですが、一応頑張って「協議の理念や公平性、競技性をsignificantly損なうものではない」と言いましょう。んで、金が儲かって、entailするbenefitの方がスポーツ自体によりimportantていうかな。まぁGovの出してくるprincipleに適当に結び付けましょう。

ちょっと話がオリンピックに寄りすぎちゃってるんですが、まぁ取捨選択してモーションに合わせてくださいな。

 

あ~良く書いた!大体1万文字!書きすぎだと思う!

それでは。

 

全然関係ないですが、書いて欲しいモーションあったら言ってください。

コメント欄に書くとか。僕のtwitterを知ってる人はそちらからでも。

他のモーションを優先したり、書かなくなったり等あるので、保証は一切しませんが。

 

それでは。

Chapter.0 その他 - Judgeを最近始めたあなたへ

お久しぶりです。

こないだ久々にレクチャーをする機会があったので、ここにも書いておきます。

聞いた人は、同じことが書いてあるので読む必要はないです。

 

久々にBPの大会に出ました。リハビリが足りずブレイク落ちしました。はげ~~~!

でも、ディベートは楽しいですね!特にBPはあのダイナミクスと緊張感がたまらん。仕事の1億倍頭使った。

 

全然関係ないですが、最近友達に教えてもらった「ODD TAXI」なるアニメがとても面白いです。ビースターズみたいに動物が人間となっていて、冴えないタクシードライバーのおっさん(セイウチ)が主人公なんですが、絵柄に似合わずがっつりミステリーです。是非お勧めです。netflixはないですが、amazon primeにあります。

 

TVアニメ「オッドタクシー」公式サイト 2021年4月からテレビ東京・AT-Xにて放送開始

 

今回のレクチャー内容は、ジャッジを最近始めた人のためのレクチャーです。

1年生後半から、2年生前半くらいまでの人をイメージしています。

ルール自体は知っている前提で、こういうことを意識すると、最初の状態から、上達しやすいかなと。

 

1.うまいジャッジとは。

2.Argumentのevaluation(評価)。

3.Oral Adjudication。

 

1.うまいジャッジとは。

 

ジャッジの能力向上は、みんなしたいと思いますが、そのためには「自分が考える」「うまいジャッジとは何か?」を考える必要があります。何が上手いかを分からなければ、目指す方向が分かりません。

上手いディベーターは何か?はみんな一度は考えたことあるかと思いますが、ジャッジは意外にないのではないでしょうか。

 

 

とりあえず、無駄に空白を空けるので、1分くらい適当に考えてみてください。

 

 

はい、上にも書いたように、正解はなく、「自分の考える」イメージ、像が必要です。

よくある答えとしては、「clushをきちんと作れる。」「勝ち負けの判断軸が明確」「説明が分かりやすい」等が挙げられると思います(当日もこのような意見いただきました)。

 

これらは正しいと思いますが、あくまで1要素だと考えます。今回は極端な回答を言いますが、考えている「うまいジャッジ」とは、

 

「大会の予選ですべて10をもらう人」

 

だと考えています。

 

ディベートにおいて、点数が付くのは大会しかないので、最も分かりやすい指標を使います。んで、これまた極端なことを言いますが、10を取るためにdecsionが「正しくある必要」はありません。ぶっちゃけ順位が間違っていたとしても、みんなが納得してくれて、10をくれたら、あなたがベストジャッジです。

逆に、どれだけ素晴らしいoral adjudicationだったとしても、4位にされてふてくされたチームが7とか付けたら、ベストジャッジにはなれないのです。4位のチームから10点をもらえたら、十分立派なジャッジでしょう。

 

このレクチャーはあなたを10にするレクチャーではないです。多分2-3を、4-5くらいに上げる手助けのレクチャーです。

でも、努力するうえで最も分かりやすい指標なので、上は考え方の1つとして覚えておいてください。

 

2.Argumentの評価。

 

10に近づくための第一歩は、ディベーターが言ったことを正しく理解することです。

ここで思い返してほしいんですが、特に学年が若いうち、Oral adjdicationでこの単語を言った/言われたことがあるかと思います。

 

「分からなかった」

 

おそらく理由は2つあります。

1つ目はディベーターのスピーチが内容/ストラクチャーともにクソ過ぎて、伝わらない場合。これはしょうがないので、「お前の話はクソ」とはっきり言いましょう。ただし言い方を気を付けないと、スコアが下がるので、rhetricalに、相手に最大限の配慮と愛情を持ったうえで「Your argument is unfortunately ゴミです」と言いましょう。

2つ目は自分が理解できなかった場合。

この2つ目をなくすのが、最初の目標です。言い換えると、ジャッジは基本「分からなかった」と言ってはいけないのです。これを言語化するのが大事です。

 

んで、分かるようになる方法の1つとして、その話を自分の知っているフレームワークに当てはめてみましょう。みんな大好きSQ、AP、Impactです。その中にAREAがあります。Argumentによっては、characterizationだけしているという可能性もあるでしょう。

ディベーターが話した内容に対して、「これはSQのmechanismの話?Impactの話?」と頭の中で振り分けていけば、そのargumentの中身が分かりやすくなりますし、評価もしやすくなります。まぁ、ようは、知ってるフレームワークに当てはめて、整理しましょうって話です。

また、これをやることで、足りなかったものにも気づくことができます。SQ、APを重要視するのはディベーターだけではなく、ジャッジもこの軸で判断できるからです。話を整理していけば「実はAPのlogicがあまりないな、あるいはharmがあまり説明されてないな」とevaluateすることができます。何が話されたか、だけではなく、何が話されなかったかも重要です。

 

argumentを取るかどうかには、POI/refuteも当然重要な要素になります。ただ、それらはそもそもの立論の評価をジャッジ自身が行ったうえで、追加で加味するものなので、この順番は意識しましょう。

 

また、もう一つ大事なのは、Relevancyの観点です。話している内容を評価したうえで、それがモーションの肯定/否定にどうつながっているのか?かっこいい話してるけど、実はモーションにあまり関係ない?これを判断するのも大事です。

 

特にこれはBPに重要だと思います。

BPは色々話が出る代わりに、プレパもスピーチも時間が足りないので、ディベーターが自分たちのケースのrelevancyを示すのに時間が取れなかったりします。

実は関係ないのに取ってしまうと、質問で「Govの○○の話取ったって言ってましたけど、モーションに関係なくないですか?」と言われてしまったりするので、そこはきちんと考えましょう!argumentがモーションの肯定/否定にそもそも繋がっているか?これを判断するのはジャッジの大事な仕事であり、介入ではないです。相手がrefuteしていなかったとしても、ダメなargumentはダメです。

 

3.Oral Adjudicationのやり方。

 

正味Rhetricや経験が大事な部分もありますが、簡単にできる部分としては、

「みんなが知っているフレームワークで丁寧に話すこと」です。上に書いたSQ、AP、Impactです。「OGはこのポイントで、SQのProblemを描いていました。APでは解決されると言っていましたが、logicがなく、Impactも不明で、解決されることはほぼないと判断しました。」と言われたら、いつも使っているフレームワークなので、ディベーターの頭にもすっと入ってきます。

また、もう1つ重要なのは、誰が何を言ったかをできる限り具体的に話すことです。

よくあるのが「OGのProblemは、Logicがあまりなかった。それに対してOOの話はlogicも明確で、childrenがsufferするというharmも明確でした」的な説明があると思うのですが、これだとOGはあなたに点数をくれません。ジャッジがちゃんと話を理解しているか?が分からないからです。

 

これを防ぐためには、例として「OGは○○のproblemをあげていました。ロジックとしては○○と○○(それぞれ具体的に言及)がありましたが、2つ目のロジックはそれがproblemのlogicになる理由が分からず、結果として一つ目のlogicを取りました。それに対し~」となると、OGは「このジャッジはきちんと理解してくれて、話をちゃんと取ってくれた。けど、足りない部分があって負けてしまった」と考えてくれやすくなります。より点数をくれます。

個別具体的に言及すること、どこまで取ってどこから取ってないかを明確にすることで、よりよい説明になります。

 

説明自体はここまでですが、あとは多少使えそうなtipsを書いていこうと思います。

 

①ノートの取り方。

これは人によって異なるので、また正解はないですが、重要なのは

「ルールを決めておくこと」だと思います。より早く評価するため、間違えないためです。

自分の例を挙げると、紙の左側がGovで赤色、右側がOppで青色、自分のコメントは緑色でした。以下にもそれぞれルールを書いておきます。

 

もう1つ便利なのが、abbreviationです(使い方が違う気がする)。

まぁようは文章全部書くと長いので、短く書こうということです。

例としては、ParentsはPを〇で囲う。Childrenは©。becauseはb/c、等が有名ですかね。そのラウンドでよく出てくる単語を省略すると便利だと思います。

こないだ先輩から聞きましたが、単語の最初の文字と最後の文字を書くと、2文字でも何かが分かるようです。アメリカの大学生がよく使うテクニックらしいので、ぜひ使ってみてください。

あと俺は、誰かがrefuteするときは最初にⓇと書いてから反論を書いてました。立論と反論が区別しやすくなります。

 

もう1つは、書いた内容の整理を横に書くことですね。上に、自分のコメントを緑で書くと言いましたが、例えばディベーターのpointのストラクチャーが良くないとき、自分は「これはlogicだな、これがimpactだな」と思ったら、横にLogとか、Impと書いていました。後で分かりやすくするためです。

 

上は特にBPで便利だと思います。大量に話されて、ストラクチャーは汚くなりがちで、decisionからscoringまで15分しかないです。全部の単語を書いていたら追いつかないので、とにかく早く理解して、評価するのに役立つかなと思います。

 

②直接Clushしていないときの比較。

 

難しいですが、debateは雑に言えば「principleとpractical」が一番大きなclushになります。やんわりと「明確なclushがなかったので、今回はpracticalのargumentを比べました。OGのfetusがかわいそうという話と、OOの母親がかわいそうという話です。」と言いましょう。ディベーターに責任を押し付けましょう。

このときに、上のevaluationが役に立ちます。それぞれのargumentがどれだけ立っているか、qualityが分かるからです。

 

③Short/Long/Diagonalの比較。

正味ディベートによりけりなのですが、大きな考え方はNAと一緒だというのは忘れないでください。ラウンドが終わった段階の、最終的に残ったargumentで、例えばOG/COの比較となったときに、それぞれのargumentをどう評価したか、どちらがよりモーションの肯定/否定に繋がったかをclush baseで比較してください(refuteとPOIも忘れずに)。結局使う評価軸は、argumentのevaluationと、relevancyです。

BP特有の考え方はもちろんありますが、ベースは全スタイル一緒って頭に入れておくと、大分シンプルに見れるのではないかと思います。

 

④OG/OOの比較

 

これはやり方というより、タイミングの話です。自分も先輩から教わりましたが、良いと思いました。

 

まぁようは、OG/OOの優劣は、DLOが終わった時点で出しておきましょうというものです。当然後で考える中で、またはdiscussionの中で変わったりもしますが、この時点で決めておくと非常に楽です。

やっぱりClosingの評価の方が難しいので、NAとほぼ同じ状態のOG/OOを先に出しておくと、あとで全体の順位を決める時にはるかに早く決められます。BPはジャッジに使える時間が、コンテンツ量に対してかなり多いので、、、

これは意識して練習しておくと、とても便利なのでやってみてください。

 

⑤Panelのやり方。

 

多分これを読む人はまだあまりBPのchairにはならないと思うので、Panelについて書きます。大会でchairにアロケされたら、近くの先輩に15分で教えてもらってください。

以下の内容は半分くらいネタです。

 

ラウンドが終わって、3分くらいしたらチェアーが「どんな感じですか?」と聞いてきます。そのときにPanelで何よりも一番大事なのは「はい、いけます!」とドヤ顔することです。理由は、panelが2人以上いたときに、一番最初にRFDを話したいからです。

chairは準備ができてそうな方から大体話を回します。

 

2番目に話す人は、結構1番目の人と内容が被ってしまうことも多いと思います。すると、1番目に出た話はそこまで評価されないので、違うことを言う必要があります。BPのextentionみたいなものです。

なので、1番目に話せたら、まぁ自分の実力通りにRFDを述べることができるのですが、2番目に話すことになったら、以下のことをお勧めします。

1番目の人と完全に被っていけないわけではないので、「このclushで、こういう取り方でOGがCOより上というのは自分も同意です」と簡潔に述べたうえで、前の人がまだ話していないことを頑張って話しましょう。

 

ここで1個使えるのが、上の2.に書いた「ディベーターが何を言ったかだけではなく、何を言わなかったかも見ましょう。」って奴です。

大体は、何が話されたかをRFDに入れるのですが、言われなかったことは言及が薄くなりがちなので、そこで

「COの話は、実は分解してみるとA.Pのmechanismがassertiveでlogicがあまりなく、そこはOGに比べると劣る」とか

「Opp Bench全体で、モーションの単語であるteacherの分析があまりなく、generalなものになっている。それを踏まえると、CGはそういうpackageはしていないものの、よりteacherについて分析をしている点は考慮すべき」とか、まぁ適当に言えます。

 

なので、取り敢えずドヤ顔して最初に喋りましょう。

しくったら、頑張って考えてみてください。

 

あー良く書いた!それでは。

 

 

Chapter.5 Politics - ケース例 "THW use the weapon"

THW use the weapon(JPDU Autumn tournament 2017 GF)
info slide:You are a commander and losing at war. In your possession is a weapon that ends the war in a victory. The cost of using this is the life of every soldier in the battlefield, including your own. You have no time to command them to evacuate.

 

今回のディベートはかなり「想定に基づいた」解説を書きます。
っていうのは、このモーションが想定している状況が全く分からないので、多少なりとも仮定を置かざるを得ないからです。実際には非現実的では?contextがoutdatedでは?と思う部分も個人的にはありますが、それはまた別のページで解説しようと思います。

 

はい、えー、とりあえずargumentからすぐに入ると「このケースどうすんの?」とか「それexclusiveなの?」といろいろごちゃるので、良い悪いは置いといてS.Q.とA.P.がそれぞれどうなるかから考えましょう。

 

S.Q.「戦争に負けている。このまま行くとまずい、、、」
A.P.「兵士は全部死ぬ。自分も死ぬ。しかし戦争には確実にこの時点で勝つ。確定。」

 

で(evacuateできないって状況あり得るのか、、、?まぁいいや笑それないとmotion成り立たんもんな)、この比較をして行くのが大事なんですが厄介なのはS.Qですね。っていうのは「負けている」っていうのはそのあとに複数のシナリオが存在するからです。ガバもおぽもその複数のS.Q.のシナリオとA.P.のシナリオを比較せんと行けません。

 

ちなみに、OGないしはGovはdefinitionで不明確なところを説明する義務を負いますが、一番不明確なのは、このinfo slideの"losing at war"の部分でしょう。

実際には負けているといっても

(1)最近負け始めた

(2)かなり押されていて、このままでは負け確

(3)他国の参戦等によって、状況が変わっている。んで、今たまたま負けている。

 

これはlosing at warの分析にもなります。
これを考えるとシナリオの候補は
(1)頑張って持ち直して勝つ
(2)そのままズルズルと負ける
(3)停戦協定、のちには平和協定を結んで、平和に終わる。

ですね。
まぁただ、何か現実のコンテクストに基づいてるわけじゃないので、どれがどれくらいlikelyかは分からないんですが、、、
おそらくだと
(1)まぁありえなくはない。でも可能性はちょっと低そう。
(2)一番あり得る。
(3片方が勝てそうなら、そっち側に停戦協定を結ぶincentiveはなさそうですよね。まぁこれに関しては後で書きますが、ありえなくはない。

ってことはまぁ大まかなコンパリは
「(2)そのままズルズルと負ける」とのコンパリになりそうですね。

で、これはGovのS.Q分析にもなっていきますが
「(2)そのままズルズルと負ける」ってのがどういう問題を起こすかを考えていきましょう。ディベートで大事なことの一つとして、「時間軸を長めに考える」ってのが挙げられます。
戦争中、戦争が終わった後、その後の社会への影響等ですね。

 

(1)戦争中
このままズルズル行くと結局お互いに戦地で死者が大量に出ます。特に戦争中でよく問題になる「一般市民の死(civilian casualty)」が大量に発生します。一般市民の殺人は色々な条約によって禁止されているのですが、ぶっちゃけ大量に発生します。どうしても爆弾で建物吹っ飛ばしたら人は死にます。

(2)敗北後
A国が戦争に敗北すると以下のことが起きます。
(1)多額の賠償金を支払う羽目になります。国民の生活を圧迫します。
(2)そのままB国(相手の国)に領土を取られるかもしれません。
(3)なんなら半植民地化されるかもしれません。そこではA国の市民は圧政を強いられるでしょう。辛み。。。
(4)B国はさらなる軍事侵攻をしてくるかもしれません。もうこちらに戦う手はないので、ひたすらに殺戮が発生します。

等々、まぁ悲惨ですね。やばいンゴがやばい。

 

で、これに対してAPは
とりあえず兵士は自分含め死にますが、戦争が終わります。このハームはconcedeせんといけんけど、その代わりに上記の(2)敗北後のハームを防ぐことができます。
で、このコンパリをjustifyするのがGovのお仕事になりますが
一個はまぁpraを押しても良いのかなと。
単純の数の比較になりますが、APで死ぬ兵士の人数とSQで死ぬ兵士と民間人の差はかなりあるでしょう。コマンダーとしては「できる限り少ない被害で戦争を勝利に導く」っていうのは原則として持って良さそうなので、これは一つ言えるかと。
もう一つは、兵士と一般市民の違いは言えるのかなと。
この両者の扱いは戦場において(定義上は)かなり大きく、特にAPでは多くの一般市民の命を救えるので、市民vs兵士のpriorityの話は入ってきます。
ここでのGovのargumentとしては
「兵士は自国の勝利のために命を犠牲にすることを厭わないっていう同意のもと、戦争に参加しています。
例としては、どんなに危険な任務であっても、コマンダーの命令のもと、兵士はその任務を全うする義務を背負っています。
今回のweapon usageは負けている中で(ほぼ)唯一自国を勝利に導ける戦術であり、コマンダーが兵士の命を犠牲にして自国をもたらす術があるのであれば、それを使用すべき。兵士も、その戦術の結果命を犠牲にすることは義務の範囲内である」と言えます。

Opp

 

うーん、ヤベェ、なんも思いつかん、、、

と思うけど、まぁ言うとしたら、「今後勝ちうる可能性もあるのに、今兵士を皆殺しにする必要はあるのか?」っていう路線で戦うのかなと。

 

上にも書きましたが、ここではGov/Oppともにprincipleちっくな話で「commanderって、何を目的とすべきなの?」って話は入ってくると思います。

その際に、国からすれば散々金をつぎ込んできた兵士が全員死ぬのは良くないし、社会的に見ても可能なら死んでほしくないっていう思いもあるので、勝ちの可能性が他に残されているなら、そっちの方が戦争に勝ちつつ被害者が少ないのではないか?っていう路線ですね。

まぁ~、例えば「敵国の暗号解読に成功して、戦いが有利になる」とか、「友好国が今後戦争に参加してくれて、有利になる(WW2のときのアメリカ的な国の参戦)」とか、全部想定ですが。

 

 

ただこれを言うにしても、結構難しいのが、だらだら戦争をし続けたら、勝ったとしても本当に兵士の犠牲少ないの?って話です。当然民間人は多く死にますし、それに兵士が当然全員battle fieldにいるわけでもありません。

一部は戦争にまだ出兵しておらず待機してるわけで、そいつらも戦争が続けばセンチに駆り出されて、結構死にます。人数のcompariとか、勝てるんかな。。。

 

という、正直Oppの勝ち筋は分かりません笑

ACに聞いてください。

 

あぁタバコが美味ぇ

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以下は、上記のモーションとは直接関係ないですが、戦争一般的なものについての捕捉です。

 

①近年の戦争事情について

ここでは、上で「想定に基づいて書きます」とかいう意味不明なことを書いた理由を書きます。このGFのモーションでは、いわゆる国家vs国家戦争が想定して書かれていると思います。

昔の日本vsアメリカ、みたいな感じです。

 

で、これに関しては第一次大戦と第二次大戦がまぁ大きなものがあげられるでしょう。しかし、これに関してすら国家vs国家というよりは、連合国vs連合国が正しいですね。
(1)では賠償金の話を書きましたが、実際に第二次世界大戦では日本に対する賠償権を多くの国が破棄しています。理由としては(これはあくまで一説ですが)、第一次世界大戦の時に賠償金をドイツに課し過ぎたせいでナチズムが生まれたという発想からきているそうです。まぁそれでも日本は結構な額を払いましたが。

 

で、現代ではいわゆる「国家vs国家」的な戦争は発生していません。
どちらかというと「国内紛争」「西洋諸国vsゲリラないしは独裁政権」のが圧倒的に多いです。

大体の流れとしては
(a)2005年くらいまで
どっかの国で独裁政権がやばい、ないしはゲリラがやばい→いわゆる西洋諸国(アメリカ、ドイツ、イギリス等)が国連の安全保障理事会で「人道的介入を行おう!」と叫ぶ→中国とロシアが駄々をこねてそれっぽいことを言って拒否る→アメリカが安保理決議を無視って介入を始める

 

上記の「国連安保理で、独裁国に対して人道的介入を唱えても、同じく独裁国家でほかの独裁国家を擁護する中・ソに全部vetoされるから人道的介入ができない!」ってのはずっと続いている問題で、昔モーションでよく出ました。

 

THBT international law should recognize the right of each state to unilaterally undertake humanitarian intervention(NEAO 2011 GF)

 

TH supports intervention by a coalition of willing nations in Syria without a United Nations mandate.(ICU Tournament 2012 R6)

 

(b)それ以降
アメリカの独自路線が結構叩かれて、鳴りを潜める。
どっかの国で独裁政権がやばい、ないしはゲリラがやばい→いわゆる西洋諸国(アメリカ、ドイツ、イギリス等)が国連の安全保障理事会で「人道的介入を行おう!」と叫ぶ→中国とロシアが駄々をこねてそれっぽいことを言って拒否る→どうしよう、うーって困ってほとんど何もしないでどんどん戦況が悪化していく。一番わかりやすい例がシリアですね。

 

例を挙げると
湾岸戦争(国際連合軍vsフセイン)
イラク戦争(国際連合軍vsフセイン)
アフガニスタン戦争(国際連合軍vsタリバン)
リビア内戦(国際連合軍とジモッティーvsカダフィー)
シリア内戦(国連軍と武装組織たくさんとアサド政権、IS)

などがあげられます。

 

で、これらの戦争の特徴として、アメリカがあまりに強すぎることがあげられます。
「losing at war」とありますが、ぶっちゃけアメリカに勝てる国はありません。まぁアメリカ以外が全て手を組んだら話は別ですが、基本的にアメリカを含む西洋諸国が本気を出したら、一国内のゲリラ組織(IS、タリバンアルカイダ)は絶対に勝てません。それくらい軍事力に差があります。
(じゃあなんでそのあともごたごた問題が続いてるの!ってのはありますが、それは軍事力よりも統治力、及びその統治方法に問題があります。)

 

なので、このmotionのlosing at warっていうのは、そしてボタンを押すのは
(1)カダフィフセインの独裁者、ないしはISやアルカイダ
武装組織。
(2)タリバンと戦い続けるアフガニスタン国家。
のどっちかになります。

まぁこのモーションはあくまでその組織の一員であるコマンダーの行動なので、所属する組織がどれだけ非道であってもその組織の勝利は正しいことでしょう。

 

ただ(2)に関してはOppは「いや、「アメリカに負けそうだからもっと軍事支援ください本当にやばい!」って言えば助けてくれんじゃねえの?西洋的にも原理主義組織が勝つのは望ましくないし。そしたらボタン押さんほうが良いぞ。」って言えそうですね。

http://www.bbc.com/japanese/39586021

 

まぁ結局大したオポのマター思いつかんですいません^^;

最近は(大して新しい戦争もないし)戦争に関するモーションはあんまし出ませんが、戦争に関するモーションは相当な量の知識が必要になります。
もし興味がある人は、以下の単語を調べてみてください。

 

国連安全保障理事会(UNSC)
ロシアと中国がよく拒否権を発動するやつです。

 

イラク戦争(2003)
リビア戦争(2011)
シリア戦争(2011)

ジュネーブ条約による非戦闘員の保護
オタワ条約による地雷の禁止
http://www.aarjapan.gr.jp/acti…/landmine/landmine_info1.html
戦争犯罪

ジェノサイド

クラスター爆弾

経済制裁
スマートサンクション(南アフリカ)

戦争に関する書籍は色々ありますが

個人的にオススメの著者は

 

(1)池上彰
(2)伊勢崎賢治
(本当の戦争の話をしよう、国際貢献の嘘)
(3)藤原帰一
(国際政治、デモクラシーの帝国)

 

とかかな。

じゃあの。

Chapter.3 Feminism - ケース例 "THW moonlight as an escort"

THW moonlight as an escort(JPDU Spring Tournament 2017 SF)
Info slide:You are young and successful female feminist leading a decent middle class life. You are eager to experience life to the fullest extent.

 

これが当時大会で発表された瞬間、会場全体で「、、、は?」って言ったらしいですね笑まぁですよね。俺は最初ググって、「あー、夜間警備のこと!」だと思いました。完全に英語弱者乙

で、まぁ様々な人々の英語教育により要は「人生を可能な限り楽しみたい中産階級フェミニストが夜にデリヘルをすべきかどうか」ってMotionだと分かりました。

 

まぁこれまでのポストでこれが色々大事!って書いてきましたが、またついでに大事なことを言います。
それはまぁベタに言えばwording分析?って言うものになるのでしょうか。それです。

 

今回で言うと(ちょっと単語は違うけど)「風俗」っていうwordが挙げられます。
だいたいこう言うディベートって、「風俗は危ない!」「風俗は権利!」って言う感じによくなるんですが、これだと風俗という単語があまりにものっぺらとしてますよね。

 

風俗っていう単語ひとつ取っても、その歴史、背景、サービス提供者の人種は?所得は?誰が風俗に通うの?どういう風に出会ってどういう風にお金の払い方が発生するの?どこで問題が発生しうるの?等々。考えることは色々あります。

 

で、先に宣言しとくと、これら全てがディベートに重要であることはまずないです笑

でも、使えるものはどれか必ずあるはずなので、できる限り情報を持っておいてイメージが膨らんでいると、はるかにリアリスティックなイラストや深い分析、うまくいけばドヤ顔で一位かっさらう「俺の神エクステンション」が生まれる可能性もあります。
なので、まあいろんな面から一つの単語を見てみてくださいってことです。

なので、

 

(1)そもそも風俗とは?
風俗って、何?どういう形態があるの?どういう特徴の人が風俗嬢として、あるいはデリヘル嬢として働くの?値段ってどれくらいなの?

 

(2)中産階級とは?
中産階級って、どれくらいの所得のことを言うの?どういう思想や価値観を持っているの?一般的な職業は?日々どういう生活を送っているの?

 

的なものを考えてみてください。
特に今回はこれらがmotionのwordingに入っているので、uniquenessを出すのに役立ちますよね。

 

まぁそれくらいにしといて、今回のディベートはすでにcharacterに結構な条件付けがされています。それに基づくと、、、
このディベートは一応feministのディベートなので、おそらくclushとしては
(1)feministの原則として、夜間のデリヘル嬢は正しい選択なのか?(principleっぽい)
っていうのは一つの大きなclushでしょう。

もいっこは
(2)人生を最大限あれこれチャレンジして、楽しみたいっていう観点から夜間のデリヘル良い選択なのか?っていうclushですね。(praっぽい)

 

(1)としては、feminismというのは(ここで全部書くと長いので、多少はしょりますが)
基本的には女性の権利向上、男女間の差別の解消、女性の社会内での地位向上、等々を目論む思想のことです。
ディベートでよく使われる話は、「法律等で女性の権利が守られること」ということも望みますし、社会の人々が「心理的に」男女平等を是とすることを願います。

 

差別系のモーションではよくありますが、差別というのは基本「人の心」から発生します。
なので、何かの行動によって「人々の意識がどう変わるか?」「女性に対してより敬意を持つことになるのか?より差別的になるのか?」ということが重要なissueのになります。
(introduce female quotaのOppで「社会が女性を弱者とみなすから良くない」って言うよくあるやつですね。)

で、これに鑑みてfeminismとしてのprincipleを立てるべきなんですが、今回は活動があくまで一人の女性によって行われます。彼女一人の活動によって世論(人々の心)が動くとは考えづらいので、あくまで個人がどうすべきか?と言う話に落ち着くでしょう。

 

で、Govの話からすると
この女性って、世間的には「まとも」な良い家庭で育って、おそらくoffice workerで、ちょっと良いデパートで買い物するくらいは余裕。周りの人々も良い生活を送っているだろうと予想できます。結婚予定かも。
かつ、大体人間が住む場所は所得によって決まるので(家賃が土地によってある程度決まっているので)、似たような収入の人が集まってきます。
貧困層が周りにいないので、売春や犯罪に関わったことある人は基本いないでしょう。
そして、逆に超絶な富裕層も周りにそこまでいないので、ハイパーにわけわかめな人もあまりいないと予想できます。

 

ここで予想されるのは、彼女を取り巻く環境は良く言えば「安定していてまとも」、悪く言えば「つまらない」ものです。(ちょっと極端なイラストですが)

 

あー、12時間労働の後のタバコは美味い。

 

で、そのコンテクストを踏まえると、売春てのは中々魅力的に見えます。
人によっては「反道徳」とも思うこと、きらびやかな世界で日頃なら絶対着ないセクシーな、ギャルい、エロい服を着て見知らぬ男性、あるいは女性の元に向かいます。
人によっては、初めての出勤のドキドキ感が止まらないかもしれません、たかが数時間で10万円近く手に入ることに驚きを隠せないかもしれません。保守的な家庭で育った人だったら「お父さんお母さんが知ったらどう思うだろう、、、笑」なんて背徳感がたまらないって人がいるかもしれません。世の中には、素晴らしい人から本当に酷い客までいるものだと、世の中を知ることにもなるかもしれません。
特に、不特定多数の人間に自分の裸を見せてセックスをすることは、一般的な人からすれば「異次元の」体験です。

 

まぁここまで良い面的なイラストをしましたが、ぶっちゃけGovからしたら結果が悲惨でもいいんです。
「一回してみたけど、もう絶対無理!」と思っても、「こんなに虚しいことが世の中にあるのか、、、」って思っても、それはそれで良いでしょう。「人生あれこれやってみたい!」ッていう中には失敗もあって、それはそれで彼女の人生を豊かにするものでしょう。彼女はありとあらゆることに挑戦したこと自体に、相当な満足感を覚えるはずです。

 

個人的には上記の「しくったとき」っていう発想はケースを完成させる上でとても重要です。
debaterは勝ちたいがために、「都合の良いケース」だけを守りたくなるんですが、どうしてもpolicyによっては都合の悪いことも発生しうります。
んで、都合の良いケース(やって楽しかった場合)だけ守ると、Oppに「デリヘルやってすごい後悔したらどうすんだよ!その場合はharmじゃん」と、楽しく無かった場合のケースを指摘されます。

 

Govは「結果はどうであれ、これはやる意義のある行為だ」っていう風にパッケージをしてargumentを立てると、起きうる結果全てに対して肯定できるでしょう。
(まぁ無理やり肯定できる場合もありますが、できない場合もあります^^;その時はコンパリ等で別の戦略を立てましょう。)

まぁプラはこんな感じ?
とりあえず、超非日常だから挑戦する価値あるよねって言いましょう。
あとはまぁ金を稼げるっていう話はできるかもしれません。
風俗ってそこそこ稼げる可能性があるんで、それを(debate風に言えば)
(1)子供の教育費用に充てる。
(2)その他の様々な活動の資金の足しにする。
(3)自身のスキル向上の足しにしてより良い仕事を狙う。
とかは言えるかもね。まぁこの女性がどれくらい稼げるかは知らんけど。あと、多分副業でやるくらいなんでドチャクソに稼ぐわけではないと思うんですよね。まぁそこらへんを踏まえて現実的に描けばいいのかと。

 

あとは、高級ガールだと結構要求が高く、身のこなしから知識、教養、会話力が求められるそうです。そこまで行けば富裕層が顧客になるので、そことのコネクションが生まれるかもしれません。まぁあくまで隠れた活動なので、それをどう生かすかは結構illustが難しそうですが、、、

結構どうでも良いですが、銀座の一流クラブのママとかは主要な新聞全てに目を通して鬼のように知識を蓄えているそうです。これは顧客が裕福なサラリーマンのため、話を理解するために不可欠だそうです。

ちなむとオポから「性産業は女性を搾取しているからくそ!」って言われるかもしれません。まぁ事実ですしおすし。


通常のpolicy debate(例えばlegalize prostitution)なら「労基法適用してガチガチに女性労働者の権利守ります。守らない会社は社長死刑^^」って言えますが、これはあくまで一人の女性がどうするかってディベートなのでそれはできんでしょう。
なので、対抗策としては「クソみたいに安い風俗なら労基法とかやばいかもしれんけど、もっとちゃんと金払ってくれるまともなところとかあるやろ。そこはちゃんと選別して労働環境が担保されている所に行けばよくない?」って頑張って言い返しましょう。
てか多分PMからどういう風俗サービスで働くことを想定しているのか言った方が良いでしょう。

あとはfenimistとしては、まぁどうしよう笑パッと思いつかん。
普通にlegitimateな行為だし、feministとして許容できるってのは言えるんですけど、そこまで強くはないですよね。
できれば「feministとしてやっても良い」っていうargumentよりは、「feministとして是非行いたい!」っていうargumentのが強いからそれを作りたいんですけど。
まぁ思いついたら書きます。

 

Oppとしては
(1)feminist的観点から
上記にも書きましたが、性産業とは「女性搾取」的な労働環境であることには間違いないです。
仮に風俗が合法だと言っても、女性の権利が守られるとは限りません。
何も起きなければいいですが、見知らぬ人間と個室に入ること、自分の安全が必ずしも確保されるかは分かりません。rapeされる可能性もありますし、暴行を受ける可能性もあります。
また、法律があるのはそうですが、泣き寝入りすることになる可能性もあります。会社が自分に対して不当な扱い(給料が不当に低いとか、問題が発生した時に守ってくれない)をしたとして、裁判を起こそうと考えても、会社からの嫌がらせで自分が性産業で働いていることを自分の家族や職場、周りの人々にバラされるかもしれませんし、裁判にまで持ち込んだ結果世間から「アバズレビッチが、お前が性風俗なんかで働くから問題が起きるんだ、自業自得だクソが」なんて叩かれる可能性も無きにしも非ずです。
もしかしたら本業の会社から「いやデリヘル嬢はちょっと、、、、」と、別の理由で解雇されるかもしれません。

(ここで一個疑問なんですが、この人、自分がデリヘルやってることを周りにバラすんですかね?積極的にバラしていくんなら、上記の泣き寝入りargument立たないけど。でも中産階級だと絶対バラさない気がするんですが、、、てかバラしたら周りの反応がやばそう、、、)

まぁ、バラさなさそうという前提のもとで、進めます。
で、つまりは女性の権利が守られていない産業に自ら進んでいって、その搾取に貢献することはfeminist的にはダメなんじゃね?っていうargumentがいいのかなと。
自分が参加しても、潤うのは搾取を行なっているデリヘルの経営者(男性)ですもんね。

 

で、pra的に言えば、

これ一個疑問なんだけど、この女性ってどういう人なんすかね笑?
この人がくそ美人で巨乳のボンキュッボン、セックスも鬼上手いとかなら高級コールガールで相当な待遇を得られますが、これが全部無かったら、多分2時間1.5万とかの格安風俗で搾取されて終了ですよね。

これをやることによって、確かに違う世界の扉は開くかもしれないけど、それをやるにはリスクがデカすぎない?犯罪に巻き込まれたりしてトラウマになったらどうすんの?職場にバレて人間関係ご破算になったらどうなんの?等々を考えると、「人生を最大限に楽しむってのは、一生かけて楽しむことでしょ?一瞬良さげに見えても長期的に人生にダメージがあると、人生楽しめないよ。」っていうのかなあと思います。
てか、他に人生をフルに楽しむなんていくらでもあるじゃないですか。知らんけど。ギャンブルでも海外旅行でも発展途上国で暮らすでもまぁあれこれあるけど(ごめん、上手いオルタナ考えて笑思いつかん)、風俗嬢やるこたぁねぇよ。

っていう感じかな!

まぁどういう風俗で働けるのかよく分かりませんが、こんな感じかと。

 

以下はリサーチ資料です。読んどいてくれ!

金持ちを虜にするチューリヒの高級コールガール - SWI swissinfo.ch

「風俗の墓場」と呼ばれる店で働く女性たちを救うことはできるのか - ライブドアニュース

上の記事は性産業の頂点、一番下の記事は性産業の最下層っていう感じですね。
てゆーか、下の記事に書いてあるけど30分3900円はやばいな、、、

 

そんな感じかな。

じゃあの。

Chapter.9 Education - ケース例 "TH supports communal child rearing."

 

もうなんかただの好きな曲を公開するブログみたいになってるけど、

ジブリの「耳をすませば」って映画あるじゃないですか。ジブリ映画の中で多分一番好きなんですけど、その中でカントリーロードっていう有名な曲が使われてるんですよね。

普通の曲はウェストバージニアを舞台にした歌なんですけど、それとは別に月島雫役の人が英語で歌ったカントリーロードがあって、歌詞がばり好きなんで、よかったら聞いてみてください。

 

www.youtube.com

 

https://www.youtube.com/watch?v=TjqRLIS5-ro

 

R1:TH supports communal child rearing.

これ、OG大変やなぁ、、、笑
まぁモデル頑張って。

 

基本的にはsupport/oppose motionなので、modelを作るというよりは「こういうcommunal rearingをsupportします」って言い方になります。ただ、supportするcommunal rearingは結構具体的に描かないといけないので、modelを作ると同じくらい時間がかかるでしょう。

 

んで、基本はchild rearingなので、child educationはどうあるべきか?っていうprincipleチックな話が1つと、現状の親と学校を複合した教育とcommunal child rearingのどちらがよいか?って話になるでしょう。

 

で、このモーションがどっから来たかというと、おそらくイスラエルキブツがモデルなのでは?と思います。
基本的にキブツというのは特定の理念に基づいて(かなり共産主義寄り)設立された、共同生活帯のことです。
まぁ書くより下のリンクを見てもらうほうが早いと思います。

Kibbutz communal child rearing and collective education - Wikipedia

 

共同保育の可能性(^υ^)/part6~共同保育事例:“キブツ”の事例補足-感謝の心を育むには

 

共同保育の可能性(^υ^)/part4~共同保育事例:イスラエルの生産共同体キブツの「子どもの家」-感謝の心を育むには

 

やっぱこういうニッチなのを調べてると、英語ソースの重要性を知りますよね、、、

英語のが全然情報ある、、

 

まぁようは、みんな親元から離れて、同じ空間で暮らして、農業や工業を行って暮らそうよ!っていうのがベースになります。キブツには当然学校もありますが、その理念からエリーティズムをかなり嫌います。
いわゆるアンチ資本主義的な思想に基づいたものですね。見てる感じ、給料がベースの生活ではなく、食事とか居住は無料のシステムだそうですので。

で、このディベートで大きくclushとなるのはおそらく1つでしょう。その次にまぁもいっこ起こりうりそうなclushがあります。

(1)共同体と家族、どちらのほうが子供がよりよく育つのか?
(2)parental rightは剥奪して良いの?

短く終わるので、先に(2)から。
おそらくこのモーションやると、多くの部屋でOppから「Parental rightは大事だ!頑張って産んだんだよ!」って言われてそうなのですが、ぶっちゃけるとparental rightが「親にとって大事かどうか」「親が頑張ったかどうか」はあまり重要ではありません。
親権はあくまで「子供をきちんと育てるために与えられたもの」なので、親がparental rightを持つかどうかは「子供の教育にとって良いかどうか?」がcriteriaになります。

parental rightのモーションをやるときによく出てくるexample(虐待やネグレクト)がparental rightの範囲に含まれない理由も、「親がどんだけ子供のことを思っていても、それは明らかに子供の成長を阻害する」から、つまり、許されている権利は子供を中心にして考えられているのです。

なので、Oppのラインは「家庭で育てたほうが子供に良いから、parental rightは親に与えられるべきだ」っていうほうが良いでしょう。
で、Govも「communityで育てたほうが良いから、子供の教育を鑑みてparental rightは剥奪すべきだ。rightはコミュニティーに与えられるべきだ」っていうラインになるかと。

すると、結局praが大きなclushになります。(home schooling等、parental rightのmotionは大体そうな気がしますが)
では、それぞれで見ていきましょう。

 

Conventional educationでは、親と学校が子供の教育を行います。
親はある程度は子どもの教育を好きに選ぶことができますが、それは親の所得に多分に影響されます。
どの学校に通うか、習い事、どの宗教を用いて教育するか、等々があります。
親の教育の良いところは、やはりそのカスタマイズ性にあるでしょう。子どもの能力や興味に応じて、適した学校を選べるし、習い事も決められます。
頭の良い子なら頭の良い学校、スポーツや音楽に打ち込みたいのならそれに適した学校に向かえます。

逆に悪いところは、子どもの教育に親が悪い影響を与えうることです。
例として、親が貧困の家庭であれば私立には行けませんし、習い事の幅も相当狭くなります。万が一親がクソな場合、ネグレクトや虐待が発生するかもしれません。政府はどうしても全ての家庭を監視できるほどキャパはないので、問題を法律で全て防ぐのは難しいでしょう。
また、これはよくディベートで起きる「格差問題」にも繋がります。裕福な家庭の子供は素晴らしい健康状態で、かつ良い環境で成長するのに対し、貧困の子供はそれらがほぼ得られません。
黒人が多い地域で、学校も貧困層の黒人が多いとなると、みんなあんまし勉強せずにそのあとギャングに入ってあっちゃー、、、ってなるのはわりかし想像できます。

って感じですかね。


それに対してcommunal educationです。これはおそらくあまり身近ではないと思いますが、頑張って想像力を働かせましょう。

これの良いところは、かなり子供が平等に育つというところです。かつ、教育上やばい状態が生まれにくいというところでしょう。(risk hedgeですね。)
全員が同じ教育を受けて、みんなが同じ飯を食べる。学校の給食みたいなのをイメージすれば、あーいうのは栄養ガイドライン的なものに基づいて作られているので、ある程度の栄養バランスは確保できてます。健康が保たれます。
また、多くの人間(保母さん的な人?)が共同で育児を行うので、ネグレクトや虐待の問題は比較的起きづらいと思います。
閉じられた家庭と違って周りに人がいっぱいいるので、問題が発覚しやすいですからね。
また、学業や試験によってクラスが決まるとかもないので、いろんな人種、所得の家庭の子供が集まることになります。これによって、変に人種を意識したり、同じタイプの人たちが固まることが無くなるのは良いことですよね。

またこれはGovのモデルにもよるかもしれませんが、発想からすると全員がどれかの部活に所属するというよりは、みんなが交代で部活に所属する形態になるのかなと。
例として、サッカー半年部活みたいにやったら、次は吹奏楽部を半年やるとか。まぁ平等意識ですね。

逆に悪い点は、平等を重視することで個々人の要求は通りづらくなるかもしれません。
誰かが音楽学校に行って8時間ピアノの練習がしたい、私はプロになりたいと思ってもそれは叶いません(大人になるまで待たないと行けない)。また、優秀な子供が全く違うプログラムでより進んだ勉強をすることも許されません。
まぁ日本の受験がない公立中学校を思い浮かべるとわかりやすいのかなぁと。平等の代わりに個性を若干軽視するって感じですね。

またGovが言えそうなのは、ジェンダー意識はかなり改善できるのかなと。
っていうのは政府がどんだけ頑張って「男女平等!」って叫んでも専業主婦は専業主夫より多いんですよね。直せるのは政府が関与できるところまで(学校とか)なんですよ。private spaceは直せません。
それに対してキブツはあくまでpublic communityなので、男女平等に教育の仕事を割り振れば子供は「男女構わず育児をやるし、先生もやるし、食事の準備もする」って思えば進んだジェンダー感を持てますよね。

あともいっこは、女性がバリバリに働くことができます。
ってのは、今だと各家庭のお母さんが子供複数人に食事を用意することになりますが、キブツだと5~6人で100の子どものご飯作る!とかできます。これまた給食室を思い浮かべると良いかと。
まぁようはscale meritじゃないですけど、子供を集団で集めることで、少ない人数で保育ができるんですね。
すると、今まで主婦をやっていたお母さんは手が空いて暇になるので、働きに出かけることができます。
そもそも専業主夫、専業主婦なんて概念が無くなるので、みんな働く社会ができます。経済生産性アップ!男女平等!まぁ素晴らしいと。

 

まぁとりあえずはこんな感じで。

じゃあの。

 

Chapter.5 Politics - ケース例 "assuming that human beings with superpowers have come into existence, THBT those with superpowers should be governed by an international community on its use of their powers."

Assuming that human beings with superpowers have come into existence, THBT those with superpowers should be governed by an international community on its use of their powers.(Osawa Cup 2017 R2)

 

まぁ文章の通りですが、スーパーマンが現れた場合に、その個人が好きに力を使うのではなく、international communityによって統治されるべきかってmotionです。

 

Motion中のwordingはGoverned by international communityとなっていますが、ようはスーパーマンが自分の力を、自分のchoiceでexcerciseすることをprohibitするので、choice restrictionのclushは入ってきそうです。

 

んで、argumentを考える前に考えておきたいのは、特にGovがdefinitionをする上で気を付けたいのは

(a)What is superpower?

(b)what is international community?

ですね。特にinternational communityのdefinitionをきちんとしないとA.P.の話が出来ないので、defineしましょう。

 

(a)what is superpower?

とりあえずはsuper powerってのが何かをイメージを持ちましょう。
僕はかっちょいいのが思いつかないので思いついたのは

 - 手からかめはめ波がでる。
 - 時を10秒くらい止めることができる。
 - ゴムゴムのピストル。ギアセカンド。八尺瓊勾玉。卍ッッッ解ッッッ!!!

   くらいでしたが、まぁ洋画が好きな人は
X-MENアベンジャーズ、スーパーマンあたりを思い浮かべるのが良いかと。

もうちょい真面目に書くと
 - 敵を倒すことができる。戦争のどちらかを1人で勝たせることができる。
 - 穀物を実らせることができる。貧困を軽減することができる。
 - 反社会組織、例としてマフィアとかを撲滅することができる。

praの話をする際に「こいつらって、実際には何ができるの?」ってのをある程度考えておかないとillustができないので、まぁイメージくらいは持っておきましょう。

で、まぁ多分すごい力です。よく使えば素晴らしいですが、悪い風に使うととんでもないことになります。なので、それをどう管理するか?っていうMotionになるのかなと。

 

(b)what is international community?

このinternational communityってのはたまに出ますね。

具体的にはどういう組織?って話ですが、まぁ新しく作って色々modelを話すのが面倒であれば、United nationに中に新たな下部組織を作って管理しますとかで良いのかと。

組織は様々な国の軍事専門家や、国際政治専門家等のprofessionalを置いて、ちゃんとsuperpowerが管理できる体制を整えますとか言えばいいかと。

この手のinternational community/court/organizationをsetするモーションで必ず発生する問題(かつ、Oppがargumentにできるところ)は、大国の影響が強くなってしまうところです。

UNSCの五大国(アメリカ、ロシア、フランス、イギリス、中国)の影響が強いですし、他の国もその影響を受けます。すると、大国が政治的なツールとしてそのinternational communityを悪用するのではないかって話が出るので、なるたけそれが起きないようにmodelを作るのが良いでしょう。

いろんな国からの専門家を呼ぶことで特定の国の影響を避けるとか、予算は様々な国からなるたけ平等に取る様にして大国の意見を強くしないとか。

 

それを踏まえてGovのProblemを考えていくと

(1)このsuperpowerが個人によって悪用されたらやばい

って話を単純にすることになると思います。

 

んで、どのモーションでもcharacter分析をやると思うのですが、このモーションのsuperpowerを持ってる人については誰か不明なので、その分析ができません。

この人が良い人だったら、世界をすくって万々歳ですが、悪い人だった場合、あるいは世界を救うことに興味のない人だった場合、benefitは発生しないし下手すればこの人は人を殺します。
例としてこの人がギャングに入るかもしれません。
あるいは金正恩の思想に賛同して、日本に核ミサイルばりの攻撃力で攻めてくるかもしれません。 日本壊滅でオワオワリ。
また、その人が強い倫理観を持っているとも、特定の思想に基づいていないとも限りません。
アメリカの過去の極悪非道な歴史(イラク侵攻、アフガニスタン戦争、1970年代の中央アメリカでの社会主義的民主政権転覆、MNCの活動)等を知って、アメリカはクソだ!滅ぶべき!ってやる可能性もあるわけです。
それをやったら世界経済が滅ぶかもしれませんが、それをきちんと理解できるオツムを持っていると保証できるわけでもないのです。

 

で、A.Pは国際社会の良心笑に基づいて、きちんと管理していきます。
ここでGovのmodel「Governって具体的に誰がやるねん。」が大事になってきます。まぁ強大な影響を与えるので、国連総会や安全保障理事会あたりが発想として浮かんでくるのですが、まぁUnited nation security counsilを用いると大国のveto問題が発生してしまって、UNSCveto systemを用いると中国とロシアが面倒臭いので、普通に「国連で多数決とります。」とかでも良いのかと。
で、まぁ国連できちんとした情報に基づいて判断したほうがちゃんと力が使えるよねと。

んで、このケースはrisk hedge的な発想に近いですよね。
どっちのケースでもbenefitが発生する場合があるけど、ダメなケースもありうるから、そのダメなケースを消そうみたいな。

 

これに対してOppはGovのProblemをできる限り削った上で、個人が管理したほうが良いbenefitを押すのかなと。あるいはprincipleでも構いません。

problemに対して:
個人はそんな悪いことはしない。理由として
(a)法律によって悪いことは禁じられている。punishmentによるdeteranceは彼/彼女にも存在している。
(b)悪いことばっかしていると世間からすごい嫌われる。友達もいなくなるかも、、、社会から孤立して毎日超unhappy!さみしい思いをするからそれを避けるためにしない。

 

あるいは彼がやったとしても潰せる。理由として
(c)他のsuperpower持ちが悪い奴の悪行を潰しに行く。
一般的に犯罪率を見ても分かる通り、ほとんどの人間は悪いことしない。少ない一部の奴がやらかすにはやらかすけど、それを良い心を持ったsuperpowerたちが潰せば良い。(まぁ潰す過程でハームは多少発生しますが。)
とかまぁ頑張って潰しましょう。

 

ただ(a)と(b)に関しては
(a)Gov「アメリカ軍よりも強いやつ、どうやって捕まえて裁くの?」
(b)Opp「そんな悪い奴はギャングとか反社会組織で居場所を見つけるから関係なくね?」
とか言われうるので、まぁそれに対するrefuteは考えておきましょう。

で、それに加えてpositive matterが二つあります。

 

(1)principleで
「個人は自分の意志なく戦争に参加させられるべきではない」
とか出せます。
おそらく国際社会が「ちょっとsyriaのアサドうざいから殺してきて」って言ったら、まぁその人は殺人を犯すことになります。かなり辛いですし、相当なトラウマになるかもしれません。殺人を強制されることに変わりはないので、それは人権に反するってキレましょう。

ちなむと、Govはこれをdefinitionで回避することが可能です。
やり方としては「基本的に個人は自分の意志でsuperpowerを使うことはできない。使っていいかどうかを決めるのは政府だけ。しかし、政府の要請に対して拒否をすることは可能。そりゃあ我々人権を愛するGovermentですから、強制的に人を殺してこい!なんて言いませんよ^^おそらく複数人のsuperpowerがいるはずなんで、シリアに行っても良いよ!って人に頼みます。」ってのはまぁfairなdefinitionかと。
なので、Oppはこのargumentを立てる際にはきちんとPOI等でGovのdefinitonを確認しましょう。

 

(2)practicalで
「国際社会によって、本来なら改善されるべき問題が解決できなくなる」ってのが言えるのかなと。
多くの国が明確に解決したい問題、例としてシリア内戦等であれば力の行使にGoサインが出るでしょう。しかし、多くの国が利権を貪りたい、問題に触れて欲しくない場合には力が使えません。
例として、世の中にはMNCによる搾取、児童労働、環境破壊、などが挙げられます。
これらの問題を解決しようとすると、MNC、ひいてはそこから多額の税金とlobbyingを受けている西洋社会的には望ましくないわけです。
すると国際社会的には「問題を解決します〜」って言いながら「強大な力を間違って使用すると返って混乱をもたらす」とか言って力の行使を大半の国が認めないでしょう。

特にこういう国際社会での投票は、先進国がかなりものを言います。
米「力の行使に反対票を投じないと、援助減らすぞ」とか「うちの国と今後も良好な貿易関係を築きたいだろう?反対票よろしく^^」とかは全然ありうる話です。

これらに対して、Oppでは「個人なら政治的なincentiveが絡まないから、すぐ行動できるよね。世界救います!」って言えるかなと。

が大枠になるのかなと。

 

で、あと言えそうなのが

Gov:風評被害的な話はできるのかなと。
90%のsuperpower君が良い人だったとしても、10%のsuperpower君が悪いことすると「superpowerって、危ない人々なんじゃ、、、なんかおきたら怖いし、近寄らんとこ、、、」ってなりかねません。
黒人の発生率が高いという間違ったデータを知って、黒人は一般的に危ないかも、、、っていうあの差別と一緒ですね。
これやると他の90%の人々が社会で差別を受けます。
しかし、APでは国際社会が決めたことにしか力を行使できないので、「この人が発狂して私死ぬかも、、、」って一般の人々が思うことは無くなるのかと。

あと、人道的介入であれば目的を果たしやすくなるのかなと。
人道的介入の目的は「現地の状況を改善すること」が至上命題ですが、それだけを考えるわけには行かないのが現状です。

例として、アメリカでは2000年代にイラク戦争とアフガン戦争の影響で厭戦的な空気が蔓延してました。
これだけ自分たちの兵士が傷ついて、結果はよくわからない。戦争に行く意味あるの?っていう発想です。かつ、戦争には膨大とかいうレベルじゃないレベルのお金、予算が必要になります。
これに対してsuperpowerは複数人程度なので、お金もあんましかかりません。
purelyに「戦争に行くべきか否か?」って議論ができます。
まぁargument的に言えば「external factorによって、Just warに行けなくなる」ことをpreventできる。とか言うんかね。

 

Opp:決定が遅いことが指摘できるのかなと。
国際社会の選択ですが、どうしても時間がかかります。
問題が発生してからの状況確認、各国で意思決定をしてから国連で表をまとめて、その間に政治が動く時間があって、、、って考えると結構な時間を食います。
戦争に関しては時間がたてばたつほど被害は多くなるし、解決がしにくくなるので、Oppは
「シリア内戦最初はシンプルだったのに、だらだらしてたら複雑になっちゃって解決方法わかんないじゃん!solveできないじゃん!個人だったらもっとすぐ動けたのに、、、」ってのは言えるのかなと。

 

 

そんな感じかな。

まぁアベンジャーズ見てたら、argumentは思いつくと思うんで、ぜひ見てみてください。俺見たことないけど。

 

じゃあの。

Chapter.2 Freedom of expression - ケース例 "THBT Social Media platforms(e.g. Twitter, Facebook) should censor contents produced by extremist political parties"

R3:THBT Social Media platforms(e.g. Twitter, Facebook) should censor contents produced by extremist political parties.(Osawa Cup 2017 R3)

 

このモーションは、春ティーまでに絶対一回は練習した方が良いですね。

似たようなモーションが良く出ますし、extreme/far-rightの意見を言わせるべきかどうかって考え方はいろんなモーションに使えます。

 

んで、extremist political partyには極左/極右の二つの政党がいるのですが、主に問題になるのは極右の方でしょう。

多分極右政党のモーションって、俺が学部2年生くらいの時の
黄金の夜明け(Golden Dawn)」が出てきたあたりから流行り始めた気がします。
最近は極右が少数派でもなんでもなく、普通に選挙で多く議席を取ったりしてるかつ、随分数が増えてきた感じがします。
これからも出るだろうから、ちゃんとリサーチしとこうね!

 

個人的思うのは、一年生ならこのモーションについてresearchする前に
THW ban far right partyとか一回プレパしてみてresearchしてみたほうが、わかりやすくて良いかもしれない。
大沢のモーションはそれの応用系みたいなので。

 

で、どうしてもこの手のモーションをやると
「極右政党はくそ!3 reasons why!極右政党死ね!」的なこと言いたくなるんですが、それだと負けます。モーションのコアを捉えてないからです。

 

このモーションは極右政党をbanするわけでもないし、昔ながらのメディア(conventional media, old media, traditional media)、つまりテレビやラジオで極右政党が発言できなくなるわけでもないです。
また、CNNのアカウントとかがtwitterで「極右政党がこんなこと会見で言ってたで〜」って報道するのもオッケーでしょう。
→これ超重要です。これを考えるか否かで、exclusivityを踏まえれるかがだいぶ変わります。

 

なので、おそらく重要になるclushは
(1)Social Mediaのprincipleを踏まえて、このコンテンツはなぜcencorしたほうが良いのか?
(2)censorした後、Social Media上のdiscourseはどうなるのか?

 

argumentを作る前に考えたいことは2つです。
(a)極右政党とはそもそもなに?どういうpolicyをsupportしていて、誰がsupporterなの?
(b)SNSは従来のメディアとなにが違うの?(これは従来のメディアとの差別化を図る意味でも、uniquenessを出す意味でも重要ですね。)

 

(a)極右政党とは
政治的に右に立ち、それを極端に推し進めたものです。
(政治的に左と右は何が違うか?リベラルとコンサバは何が違うか?は書くと長すぎるので、あんまし詳しくない方は是非調べてね。てゆーかディベートでは絶対に×50必要なので、調べて!)

多くの場合、極右政党が推し進めるものは
(i)移民排斥
(ii)自国民の優遇
(iii)EUからの脱退
等です。また、一般的な右寄りの政党と違い、かなり過激な発言を行うことも特徴です。(移民は国を滅ぼす、イスラムはこの国の人を殺しにきた、だのだの)。ベースとしては「俺ら白人は白人だけの国で、他からの干渉を減らして文化を守るべきだ」って感じですね。
まぁこれも政党によってだいぶカラーが異なるので、こんな感じ、くらいに思っておきましょう。

 

(b)Social Mediaは従来のメディアと何が違うの?
従来のメディアと比べる上で一番分かりやすいのは、見てる年齢層と対話形式です。
年齢層に関しては、Social mediaのが圧倒的に「若い」です。テレビがお年寄りに傾いてるのに対し、twitterなどは若い人が多いですね。
また、従来の一方通行なTVの報道に対して、SNSyoutubeはコメントやリプライがいっぱいつきます。

また、もう1つ大きく違うのはalgorithmの存在でしょう。これはSNSgoogleの問題点としてよく挙げられますが、自分が何かにいいねを押したり、何かのページを長く読んでいたりすると、それに関連するものがfeedによく上がってくるといったシステムです。
極右政党に関するものにいいねを押したりすると、それに類似するものがよく出てくるようになります。

大統領選の結果もグーグル次第──「検索アルゴリズム」がもつ影響力|WIRED.jp

アルゴリズムは〝偏見〟を持つ。それを見極めるには | ハフポスト

 

これはfreedom expression系のモーションで出てくる"echo chamber"の問題を引き起こします。この単語はよく使われるので、知っといておきましょう。

エコーチェンバー現象 - Wikipedia

 

で、これらを踏まえてargumentを考えていくのですが
まずはOppから考えていきます。個人的に分かりやすいので。

Oppのラインとしては
(1)social Mediaのあるべき姿(principle)的に、全部オッケーにすべき。
(2)より多様な意見があったほうが、良いdiscourseが生まれる。

でしょうかね。


(1)social mediaは、情報の発信の場を提供するとともに、そこでオンライン上でinteractiveなcommunicationが行われることを是とします。それが行われるためには、できる限り多くの情報と意見があったほうが望ましく、その観点から「特定の情報、意見」をarbitraryに遮断すべきではない、とかでっち上げることはできるかと思います。
Govが「far-right partyはhate speechまがいなことをよくするし、discourse的にはよくない!」って言い出すかもしれませんが、それに対しては「それはhate speechがあるやつだけをbanすればよくて、far-right partyのcontentsを全てbanする理由にはならなくね?」って言い返しましょう。
少なくとも政党が合法的なものと見なされている以上、彼らが言うことも基本的には合法的な意見です。

もうちょい極端なことを言えばSocial Mediaがfar-right partyにだけ対してcontentsを禁じることは、特定の(合法的な)思想に対する差別だ!っていうprincipleも建てれると思います。(黒人だからビデオポストしちゃダメとか言えないじゃないですか、差別だから。それとおんなじかと。)

(2)より多様な意見があったほうが良いdiscourseが生まれる。
人間は基本的に1つの意見を持っています。
それだけでは発展しないので、色々な人の意見も聞くことで様々な情報や視点を得ることで、自分が本当に良いと思う意見を作り上げていくことです。
それを全員がやることで、社会全体で様々な意見を交わしてよりよい全体としての意志を作り、投票でそれを反映していきます。
で、極右の意見っていうのは特に大事です。何故なら、それが1つの意見であると同時に、もっとも真ん中から離れた意見だからです。真ん中から立っている人からすると「自分から一番離れた、言えばもっとも対立する」意見なわけで、その意見を知って議論することは有益でしょう。まぁそんな感じ。

で、これもいっこのargumentは好みが分かれますが、Oppがfar-right partyに対ししてどういうスタンスを取るかでclushが変わります。

よくこの手のfar-right partyのmotionで毎回出てくるのが
Gov「far-right partyはマジでクソだから、下手に信者を増やす前に黙らせたほうが良い」
VS
Opp「いやfar-right partyがクソなのは分かるけど、信者はリベラルによって叩かれたほうが目がさめる。youtubeで「far-right partyいいかも!」って誰かが言ってもliberalが寄ってたかって「お前は間違ってる!」って言えば理解してくれるよ。それのほうがよくない?」
ってのがあります。これはOppが「far-right party」は正直好きでないし、強くなってほしくはないけど、むしろ社会に出てきて叩かれたほうが弱くなるっていう発想です。

これでも良いんですが、これだとなんで叩いたほうが弱くなるのかっていうmechanismを証明する羽目になるし、Govに勝たないといけません。

かつ、上で複数回書いたようにextremist partyは合法なんですよ。社会に存在して良くて、彼らが強くなろうと弱くなろうとそれは民意に基づくわけで。

すると、強くなってほしくはないってstanceが根っこにあると、じゃあbanとかもっとradicalな方法をsupportせず、こんな中途半端なことするの?ってpoiが飛んできます。

個人的には「いや、クソかもしれないけどそれはお前の意見だろ?普通に合法的な意見なんだからOpenにされるべきだろ。信者を増やそうが減らそうが、特に問題はない。それが民主主義だ。」って言い放ったほうが楽かと。

まぁこれは個人の好みです。


大体こういうディベートはGovのproblemで「far-right partyが強くなるからよくない」っていうのが出てきがちです。
そのproblemを共有して「いや。喋らせたほうがむしろ叩けて良い」ってやるか、「それはそもそもproblemではない」ってやるかチームで選んでくださいな。

 

それに対して、Govですが
これGovちょっときつくない笑?そうでもない?まぁ僕思想が結構偏ってる人間なのでそう思うだけかもしれませんが、、、

 

Govのラインも同様に2つかと
(1)social mediaの原則に照らして、contentsを禁止すべき。
(2)禁止したほうがdicourseがよくなる。

(1)twitterfacebookは基本的にliberalな思想に基づいて運用されています。discourseも大好きですが、それがうまく行われなくなるようなcontentsは禁止すべき。

(2)極右政党のcontentsが発表された場合、それを見るのって基本的に極右政党の支持者か、それに近い思想を持つ人しかみないんですよね。
これはalgorithmの問題もあるし、どのアカウントをフォローするかっていう問題もあります。リベラルの人はUKIPのアカウントを絶対フォローしないでしょう。
すると、そもそもdiscourseに必要な反対意見はほぼほぼ無くなります。ちょっと出てきたとしても明らかに極右の人の意見が優勢なので、リベラルな人の意見が響くことはないでしょう。
すると一人の意見が極右の意見に凝り固まってしまうのでまぁよくないと。

個人的にはBBCがUKIPについて報道するのはいいのにUKIPが自分でコンテンツを作っちゃダメなのはこれが違いかと。
UKIPは自分を褒めるコンテンツしか当然作らないし、それを見る人は限られてます。
多くの人間が見るBBCが報道すれば(まぁまだ)リベラルもコンサバも極右支持者もいろんな人が出てきて良いかなと。

かつ、extremistの意見ってのは(全員ではないですが)かなり過激です。中道左派中道右派と違って、強い信条を持つ人でないと極右の意見には陶酔しません。
そうすると、反対意見が出てきた際に扇情的な意見でお互いに燃え上がって炎上してしまうと、良いディスコースが生まれません。あーでもこれBBCが報道してもおんなじ問題が発生するから言わないほうがいいか笑

まぁあの手この手でなぜdixcouseが発生しないか、発生してもうまくいかないかっていうのを描いて、discourseがまともにfunctionしないのは問題だから、政党のコンテンツをbanしたほうが良いよねっていう風に持っていけば良いのかと。

 

まぁあとは特徴として、extreme political partyはほかのcenter-left/center-right partyとの差別化を図る上で、発言や行動が過激になるってのはcharacterとして言えると思います。

その中で、logicに基づいてcitizenをpersuadeするよりは恐怖や不安を煽って「移民が来れば、お前らの仕事はなくなるぞ!イスラム教徒に国を乗っ取られるぞ!」って言った方が、支持が増えたりするんですよね。かつ既存の政党や特権階級に対しては「あいつらは権益をむさぼるだけで何も国民のためにしてない!イスラムも国に入れるし、経済は一向に良くならないし、あいつらはゴミだ!」みたいなrheotricのが貧困層や社会に不満を持っている人には結構受けます。

 

それをやると、online上でのdiscourseがlogicやfactに基づくものではなく、感情になってしまうんですよね、すると相手への感情や個人へ批判になってしまい、discourseが成り立たなくなってしまうっていうのはあります。これが一番言いやすいかな。

 

あーもう疲れた!続きは(2)で書くわ。

お腹減ったんで、晩飯食ってきます。
ESUJ出る人は頑張ってね!

じゃあの。

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(2)続き

 

政党に関して知っておいて欲しいものが色々あるので、単語の意味くらいは調べておいてね!

(0)National Front(国民戦線、フランス)
UKIP(イギリス)
 AdF(ドイツ)

この3つは代表的なfar-right political partyのexampleです。政党が掲げるポリシー、今それぞれの国で人気何位なのか、くらいは調べておこうね。

 

その他政治モーションで使えそうな内容。

(1)アメリカの民主党(democrats)と共和党(republican)の違い

世の中はここまで単純な二項対立はないですが笑
この2つは一番分かりやすい政治の対立です。この2つの違いは必ず調べといてください。
知っといた方が良いのは

(1)宗教に関して

democratsはabortion肯定派なので、"abortion is murder"と考えるconservative christianからは嫌われます。republicanは基本中絶反対!なので、それはchristianに好かれる要素です。

 

(2)法人税に関して

democratsは大きい政府、かつ税金をあげて福祉を増やして貧困層を助けようとするので、お金を持っている大企業の法人税をあげることに賛成です。

逆にrepublicanは個人の自由や権利を大事にするので、所有権を侵害するtaxには基本的に反対です。所得税(income tax)も反対だし、法人税(corporate tax)も反対です。

それに加えて、ただ社会福祉(social welfare)でお金をあげると人はなまけてしまうので、自分で働いて自分の面倒をみるべきと考えます。

また、republicanは法人税を減税することによってより企業が収益をあげれば、それが雇用の増加、給料の増加などで国民に還元されるから、税金でわざわざ再分配をする必要はないと言います。

これは悪名高きTrickle down effectというものです。

トリクルダウン理論 - Wikipedia

 

(4)銃に関して

democratsは銃は人を殺すものだと考えているので、禁止を支持します。

republicanは銃を所有することはアメリカ合衆国憲法修正第2条に基づいて、個人の自由の1つである「自衛の権利」「銃を所持する権利」は奪われてはならないと主張します。

また、republicanは大企業のおともだちで、銃産業擁護団体であるNational Rifle Assotiationから莫大な支援金をもらっていることもあって、絶対に銃規制(gun-control)には反対します笑

 

がお互いの違いかな。

んで、政党に絡んで選挙で大事なのがニュース番組です。

日本も最近ありますが、アメリカではニュース番組がそれぞれdemocratsをsupportしているのか、republicanをsupportしているのかが明確に分かれます。

 

(2)FOX NEWS
Republican御用達のニュース番組です。
new York timesは左、Fox NEWSは超右、とかね。
これらのニュースがどういう報道の仕方をしているか、政治思想はどうなっているかを知っておきましょう。

全米最悪FOXニュースの偏向ぶり | アメリカ | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

FOXテレビの偏向報道と国民の狂気を描くドキュメント - ログミーBiz

 

まぁ上を読むと分かると思いますが、共和党は基本的に弱者に厳しいですし、お金持ちに優しいです笑

出してくる政策の多くには科学的、経済的な裏付けがないですし、普通に議論したら勝てないので、選挙で勝つためには結構道義的にダメじゃね、、、ってことも多くやります。

ディベーターがより左になって、democrats押しになるのは理由がありますね。

 

(3)Liberal, Conservative, Libertarian
右、左的な政治的立ち位置のことです。これは明示はされないですが多くのディベートのベースとなるので、知っておいて絶対損はないです。

上記のやつは全部が直接social mediaのモーションには関係ないけど、絶対知っておいた方が良いものです。
(書くと長いからみんなのリサーチに丸投げするけど笑)ぜひググってみてね!あるいは調べるのだるかったら先輩に聞こう。