夏セミンゴ2018

「このグループに関して」 元は夏セミ2016の中級クラスの部屋です。 ここはディベートに関する資料を適当に貼っていくところです。 ここに書いてあるものは誰でも編集できるので、好きにコピペするなりして使ってください。また、誰でもまだ入ってない人を招待できるので、自大とかで資料見たいって人がいたら好きに招待してあげてください。使えそうだと思ったら、後輩にばらまいてもらっても大丈夫です。 何か質問とか要望があれば、コメントしてちょ。何でも答えるよ!多分!

Chapter.0 その他 - WUDC 2020のモーションについて(3)

 ブログとは全然関係ないんですが、twitter account持ってるんで、twitterやってる人は是非友達になりましょう!友達が欲しい!

ディベートに関係ありそうな内容から2ちゃんのスレからエロコンテンツからグルメスポットまで無限大にリツイートしてるんで、@youjin2237でぜひググってみてね

 

R7:

2020 RD7: This House believes that ASEAN should abandon "the ASEAN Way".
(Infoslide)
The Association of Southeast Asian Nations (ASEAN) comprises Brunei, Cambodia, Indonesia, Laos, Malaysia, Myanmar, Philippines, Singapore, Thailand, and Vietnam.

At its formation, ASEAN adopted principles that have come to be known as “the ASEAN Way.” These principles place strong emphasis on national sovereignty, and a commitment to non-intervention in the affairs of member states. All ASEAN decisions are made unanimously.

 

まぁあんまし詳しくないですが、このモーションはそもそもの知識がないと始まらないので、とりあえず下のやつを読んでください。ペーパーなんで多少は長いですが、後半は読んどけは間違いなく役に立ちます。

https://www.ide.go.jp/library/Japanese/Publish/Download/Report/2010/pdf/2010_413_05.pdf

 

中国コスメ業界に新ビリオネア、化粧品メーカー「Proya」創業者 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

んで、キーとなるのは以下の二点です。

1.主権の尊重・内政不干渉(non-intervention agreement)

これの背景は、発展途上国の集まりであるaseanインドネシアシンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイベトナムミャンマーラオスカンボジア)が共同体を結成し、地域として経済発展していこうとASEANを作る際に、多くの国が内部で民族間の紛争など、火種を抱えていたことから始まっています。

下手にほかの国が「お前、○○民族いじめんなや。」なんて活動しようもんなら対象国の独立運動反政府運動が活性化しかねないため、お互いにそこは目をつぶろうというのが始まりです。

 

これについては、介入しあった方が、介入されるのを防ぐために自国の民族問題を解決に向けるとか、向けなかった場合にほかの国からの介入があるから改善しやすいとかはGovが言えるでしょう。

逆に介入を許してしまうと、民族運動が勃発して国内で紛争に発展しかねないから、どうせ解決しないのなら火種を防ぐべきだとかはOppで言えそうです。

 

もいっこは完全同意原則(decisions are made unanimously.)

ですね。

 

ASEAN内での経済発展(相互に関税を下げたり撤廃したり、労働者の移動をEUみたいに自由にする)を目的とした際に、多数決で内容を決めると負けた国が反感を持って、経済発展に非協力的になるとか、はたまたASEAN抜けちゃうとかを防ぐために、完全一致でやってきました。

しかしそれだとあまりにペースが遅いし、最近は対中国へのアプローチで足並みも乱れています。

それだったら多数決とかにして、合意が多い政策は実施した方が経済発展がスピードアップするとかはGovは言えそうです。

逆にOppはそれで結局反感を買うとかは言えそうですし、領土問題でお互いの不協和が起きるとかは言えそうです。上のforbesの記事にもちょこっと書いてありますが、中国との領土問題を抱えてない国と抱えてる国で、やはり中国に対するスタンスは違うんですよ。

これでより多くの国が「中国の経済投資万歳!我々は一対一路の仲間入りして投資無っちゃ受け入れよう!」って言い始めると、領土問題をかかえていて中国に対して慎重な国同士はほかの国に反感を持つでしょう。

 

まぁそんな感じで、上のキーワードをベースに、argumentを作ればいいのかと。

記事にもあるように、もともとは経済協力の意味合いでやっていたところから、政治・安全保障を目的にやることの意味合いも強まってきたとかはS.Q.の分析として言えるかと。

 

R8

This House believes that the feminist movement should support the narrative that "beauty does not matter" over the narrative that "all bodies are beautiful".

 

あ~なんか、はぁ~んって感じ。

おすすめ度的には結構下かなぁ。理由は、feminism motionはみんな他でやるだろうから、それよりはなじみのないモーションをやってほしいってのと、このモーションがほかのfeminism motionに比べてむっちゃいいか?ってーとそうでもないかなって感じだから。2年生以上の上級生が、ちょっと考え方の違うfeminism motionをやりたいならって感じかな。

 

で、フェミニズムモーションって絶対にGov/Opp問わず、1ポイント目で"what is feminism?what is their purpose?principle of feminism"みたいなの立てるじゃないですか。まぁ立てた方が絶対立てた方が良いんですが、このモーションでも、立てたうえで、各motionにadjustした方がよいと思います。

今回のモーションで言うと、feminismがずっと戦ってきた女性への偏見を取り除き、男女の違いによって不利益を被ることのない世界を目指すってのは変わらんと思うんよね。ただそれだと全feminismモーションそうじゃんってなるから、specifyして、その中でも女性が男性に比べて容姿が重要視されて、かつそれは生まれ持った者の影響が強く、顔たちから肌の色などで決まってしまうというのがあります。

まぁあとそもそも、女性だけ化粧せにゃならんなんてのは、lookismとsocial prejudiceの頂点ですよね。

 

ちなみに、昔こんなモーションが出ました。個人的には結構よいモーションだと思います。

THW ban cosmetic products(Sophia Masters cup 2014 R1)

 

分かりやすい例で言うと、THW ban any surgery to alter racial appearanceのモーションとかで、みんな肌が白い方が美しいと思うからwhitening creamをみんな使うとか、映画や広告、ありとあらゆるところで出てくる女優は白人ばっかで、黒人やアジア人の女優が出てきたのはほんとここ最近のaffirmative actionのおかげだとか。

あとは、最近流行りのプラスサイズですね。

世間一般的に「太っている人」ってすごい差別されるんですよね。「自己管理ができないクソデブ」とか「痩せろやデブ」とか「飛べない豚」とか、まぁシーンによっては罵詈雑言が飛ぶのですが、そもそも太ってるだけで美しくないって判断おかしくね?って始まったのがfat pride movementです。国内でもよく出るモーションだと

 

TWS celebrate the growth of the fat pride movement(Australs 2012 R5)

とか、関連する奴だと

THW force luxury designer brands (such as Louis Vuitton, CHANEL) to include plus-size for their collection(Gemini cup 2013 R1)とか。

 

ボディの多様性をめぐる、プラスサイズモデルたちの戦い。 | Vogue Japan

 

下に例を張り付けるんですど、オーシャンズ11っていう映画シリーズがあって、それで主役が女性だけで構成されたオーシャンズ8っていうのがちょっと前に公開されたんですよ。自分アンハサウェイが死ぬほど好きでありえん可愛い結婚して欲しいなんですが、まぁpolitical correctnessのためにアジア人と黒人入れました!これで文句ないでしょliberalのみなさん?って言わんばかりに白人以外の女優入れてあるんですよね笑

まぁこのsocial affirmative actionもあった方がよいと思いますが。

 

「オーシャンズ8」の画像検索結果"

 

 んで、じゃあfeminist movementはどういう世界を望むの?ってgoal, ideal worldですが、付け足すなら

女性が見た目によって差別されない世界」でしょう。

んで、これを言うかは置いといて、考えておかねばならんのが、差別されないってどういうことって話です。当然みんな見た目も違うわけで、来てる服装や髪形も違います。ビューティコンテストがあったとして、当然ランクはつけられるんだけど、黒人だからダメとか、アジア人的な容姿だからダメとかは差別なわけで、それをやめようって話です。

 

それを頭に入れたうえで、上のモーションに戻ります。

"beauty does not matter"も"all bodies are beautiful"も、ようは言いたいのは「御霊によって差別しないで!」って話なんですが、そのapproachとしてどっちがよいかというdebateです。

lookismという単語があって、外見上の差別のことを指すのですが、それをどうやって改善していくかのdebateとも言えます。

 

これはdebateの入り方とも言えますが、それをspecifyしたうえでintroを作るとジャッジが「おっこいつ分かっとるやんけ!」ってなって、スピーカーが上がりうります。

 

"This debate is about how we best tackle the problem of lookism. Discrimination against appearance. We think it is impossible to make people believe that "all bodies are beautiful", since people have their own preference, and that is sometime unchangable. However, we do think it is possible to make people belive that "I have my preference on how people look, but that does not matter. That should be kept in my heart, and should not be open in public.""

っていうintroだと、まぁOppを下げつつ自分たちの話に持っていけるのですが、introの1行目でdebateのframeworkがカチッとハマります。

するとdebateが変な方向に行きづらいですし、とりあえず分かっている感が出せるのでお勧めです。

 

で、argumentがそんなにいっぱい思いつかないのですが、まぁようはnarrativeを広めようとしたときに、どっちの方が広まりやすく、人々がそれに基づいてbehaveしてくれるかってのがclushになるかと思います。

Goalはある程度決まってて、どっちのサイドがよりplausibleか、mechanismが出せるかってdebateだと思います。

 

"beauty does not matter"だと、ようは見た目に関する美しさは関係ないって言ってるんですが、これはどういうところに使われるでしょうか?

どっちかってーと、beautyって単語が使われている時点で、社会一般的に「美しい人」が想起されますよね。場面としては

「美人だから、プラス点で採用する」ってcorporationの話とか、beauty contestとか、それこそ大学の友人間の話で「あの人超美人、超かっこいい」とか、まぁ場面は色々あります。

これらがなくなると、一般的に容姿が劣っているとされる人が、様々な場面で美しい人に対してpenaltyをくらうことがなくなるわけです。

それはequalなsocietyにつながりそうですね。

んで、まぁ人々がこれを聞いてどう思うかっていうと、よりabilityやpersonalityで判断しろ!ってニュアンスが強まりますよね。

実際に、男性に比べて女性は様々な状況で容姿や体形が重要視され、能力や人格が評価点として下がりやすいとなっています。

narrativeが広まって、会話の中で「見た目は重要じゃないよ。大事なのは能力や共感性だ」ってなれば、より女性が男性と同様に評価され、判断されるかなと思います。

 

逆にOppですが、"all bodies are beautiful"のnarrativeの良いところは、choiceの1つであるbeautyを侵害することなくnarrativeを広げていけることですね。

っていうのも、世の中には自分の美を大事にしていて、それを武器に特定のエリアで活躍したいと思っている人がいるわけです。

それがバレエかもしれませんし、モデルかもしれませんし、プラスサイズモデルかもしれませんし。その人たちにとって"beauty does not matter"っていうのは大分反感を買います。All bodies are beautifulってnarrativeは、すべての体は美しいとして、当然その人たちの体も奇麗だと認めることができるので、よりinclusiveだと言えます。

ようは、all bodies are beautifulってのは人々のpreferenceをごまかしながらもincludeできるわけです。

 

んで、feminism motionでは大体の場合supporterの話をした方が良いんですが、理由はsupporterが多ければ多いほど賛同者が増えて理解者も増えますし、活動が拡大するからなんですが、beauty does not matterっていうよりは、all bodies are beautifulの方が、よりpositiveだし、encouragingだと思いません?

beauty does not matterだと、一般的に美しくない人たちは、自分は美しくないのは知っているけど、それは私の人格や評価には関係ないって思うわけじゃないですか。それよりは「私を含めて、すべての人は美しい!」っていう方が絶対positiveなmeaningを持つと思うので、押してて幸せに感じることができるのは後者だと思います。participantのhappinessこっちのが絶対高そう。

 

かつ、こっちのnarrativeのがより人間の感性に寄り添いません?見た目が一定程度重要な役割を果たしうるってのは感覚として残りますし、現代でも「まぁ見た目の好みは人それぞれだし」なんてフレーズは一般的に出ます。

芸能人の話になった時に、みんなが好きな芸能人の見た目が異なっていて、それで好みの話って理解できるのは、かなり普遍的な話かと思います。すると、narrativeとしても広まりやすいですよね。ようは「俺はあの人を美しいとは思わんけど、まぁ他の人は美しいと思う人がいるでしょう」的な感じ。

 

ただ逆に、Govが出してくるであろう「女性は容姿や体形で過剰に判断されやすい」ってproblemは残っちゃうんですよね。Oppは別に容姿が一つの要素として残って良いとは言ってるので。

例えば面接で「いや、君は当然美しいよ。でもわが社やわがオーディションで求める美とは違うんだ」とか言って逃げれますし。それよりはbeauty does not matterのがストレートですよね。

 

まぁただ、all bodies are beautifulなのに、そこで優劣をつけるbeauty contestおかしくね?ってのはargumentとして使えそうですけど。思いつくのはそんな感じ。

 

R9

This House would abolish primary and secondary school grades/years that group children based on age, and instead group them by competency and intelligence

 

ちょいおまちを。